1月16日木曜日 日記より

気づけば既に1月の後半。

不安定に過ごしていた日々にやっと落ち着きが戻ってきたように思う。

連絡があったのは1月7日(火)。

なおちゃんからの電話

「お腹の赤ちゃんがダメになっちゃった。」

7月が予定日だったその子。

年末年始の間に成長が止まってしまったよう。

悲しく残念な気持ちに包まれる。

何もしてあげられなかった。

迎え入れてあげることができなかった。

守ってあげられなかった。

子どもを授かるのが当たり前でなく、授かっても無事に産まれてくることが当たり前でなく、産まれてきても無事に成人するとも限らない。

当たり前のように思えていたことが実は相当不確実なもので、そして自分もそんな世界に生きている。

全てが大きな流れの中で、儚く、そして奇跡的に生かされている。

大きくなって産まれてくることはなかったその子も、10日の午後3時過ぎに僕たちの世界へと出てきてくれた。

本当はお母さんのお腹の中で溶けてお母さんといつまでも一緒にいたかったかもしれない。

こちらの都合で出てきてもらった。

12週。

手の指も、足の指もできている。

目も、鼻も、耳も、口も。

口を見たら笑っているように見えた。

「僕たちを選んでくれてありがとう。」

大きくしてあげられなかったけれど、こうして最後に出会えて良かった。

これから一緒に大きくなってというのは叶わなかったけれど近くで僕たちを見守ってください。

本当に小さな体。

外に出てきてからは、ますます小さくなっていく。

こんな小さな体を焼きたくはなかったけれど、それがこっちの社会ではなかなか叶いません。

日曜日に焼くことになります。

みんな一緒にいます。

焼かれて灰になってまた一緒になりましょう。

ずっと近くに。

ずっと近くに。

ありがとう。




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