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2011年7月 2日 (土)

無化学肥料・無農薬へのみち

お固い記事が続きますが・・・

職業柄(農業高校で働いています)か、農業のことに興味があります。

昨日もあいた時間を見計らって八東(鳥取県八頭郡)で竹パウダー農法をしているサカオさんのところを訪問見学させてもらってきた。

僕が農業高校の先生ということだからか、ことさら熱心に時間をとって圃場をまわり説明、想いを伝えてくれた。

竹パウダー農法(名前は何でも良いのだが・・・)は、要は化学肥料や農薬を使わない、有機農業の仲間だ。

サカオさんのところでユニークだと思ったのは、土を鋤き込まないで、表層で糸状菌を活性化させ、作物と菌根共生させるという手法ではないかと思った。

トラクターのロータリーで深く鋤き込むことをせずに表層3cm程度のところに竹パウダーと鶏糞を混ぜ合わせてその表層部分で作物の根を張らせて育てるというものだ。

意識しているのは山の土の状態ということだそうだ。(リンゴの秋山さんも同じようなことを言っていたと思う。)

だから土からキノコなんかが生えてくる。

Img_3824

有機農業している人たちが口を揃えて言うことは、「土壌が安定してきたら、与える肥料の量が減ってくる」ということだ。

そもそも自然農法している人たちは肥料そのものを与えずに作物生産している。

僕も早くそのように自然物とともに作物生産できる術を身につけたいと考えている。

今回サカオさんのところを訪れたのは、学校での有機農業転換のヒントをもらいにいくということが目的の1つだった。

学校では当たり前のように何十年前も前から化学肥料・農薬を使う農法が行われている。

僕はこれからの時代、

・硝酸塩濃度

・ユニバーサルデザイン(アレルギー体質の人にも優しい作物は万人にも優しい作物)

・持続性

からの観点から、あまり、農薬や化学肥料に頼った農業というものからは距離をおきたいと考えている。

学校でもそのような風潮を作り出して生きたいし、ゆくゆくは智頭町も有機農業の町としてうたってもらうような町になって欲しいと思っている。

子どもたちに胸を張って授業できるような、そんな先生になるためには、自分が良いと思うようなことを教えないといけないなと農業教諭2年目、思うわけである。

固い記事が続いています

次はなんだか和むようなそんな記事を目指します。

今日はなおちゃんの体調がよければ、午前中は渓流釣りに、午後は沢登りのガイド講習とそんな1日になる予定です。

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