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2012年5月22日 (火)

ざわつく心

朝の日課の1つ

出勤前の山の見回り

そうです

この前山に仕掛けた罠に獲物(イノシシ・シカ)がかかっていないか毎朝見回りしていました。

「今日もかかってない」

「今日もかかってない」

・・・って日が続き

「もうかからないのかな・・・」

なんて思い始めていた頃でした。

昨日もいつものように「機会的に」山回りしていたら・・・

「うおっ!シカがいる!」

「わっ、罠にかかってるsign03

Ca3g0324

写真と思い、携帯を取り出す・・・。

人間の僕の姿に警戒するシカ

くくり罠(ワイヤーで足を締め付けるタイプ)なのであまり必死に逃げようとすると足ごととれて逃げていくケースもある。

あまり近寄ってシカをパニックにしてもよくないなと思い遠めからパシャリ。

だから全然分からないと思いますが・・・

時間のある人は探してみてください。

僕が近づくと不安げに僕の方を見るシカ。

罠にかかったのは昨晩だろうか・・・

逃げようとしても左後脚にかかったワイヤーが体をひっぱり逃げれない。

死期を悟ったように僕を見つめるその眼が、何か心をざわつかせる。

3歳くらいの雌ジカだろうか

群れで山を歩いているときにこいつだけ罠にかかってしまったのだろうか

こいつが罠にかかったときに他にいたかもしれない仲間たちはどのようにふるまったのだろう

この世に生を受けて生きたこの数年間の彼女の人生を僕が終わらせてしまう

色々な想いが心をよぎる。

わざわざ肉を食べなくても食べるものはたくさんある国日本。

わざわざ猟をしなくても、スーパーに行けば何も感じずに肉が購入できそして食せる。

この前客が来たときに買ったソーセージはあまりにも冷たくなにか物質的だった。

あのソーセージも元をたどればその材料のために飼育され殺されたブタがいたんだ。

じゃあ、今僕が飼っているウコッケイはなんだろう・・・

あれもいつか食用にされてしまうのだろう

彼らを老衰するまで飼うつもりで飼ってはいないから・・・。

「深く考えなくてもいいじゃん」

って声も聞こえてきそうだ。

だが、なんとなく色々なことが頭をよぎる

そんな朝の体験でした。

結局その雌ジカは仲間の猟師さんにしとめてもらい(僕は残念ながら学校だったので)、夕方学校が終わってから新田に持ち帰りました。

これから解体して肉にしますpig

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日々感謝です。

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