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2012年10月12日 (金)

マサイの戦士に会いに行く

水曜日 昼

なおちゃんからの電話

「マサイの戦士に会いに行く?」

日中、泰ちゃんとケニアから来たマサイの戦士(とその奥さん、日本人)の話を聞きに行っていたなおちゃんは、話が面白かったと夜の部のお誘いをしてくれた。

僕も、なおちゃんがそんなに面白かったというなら、と学校から直接会場に向かうことにした。

途中でなおちゃんと泰ちゃんと合流し、日中の話を聞く

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その話の中で面白かったのはマサイのライフステージに沿った話だった。

全部を文章で紹介するのはいささか煩わしいのでその中で特に面白かったのは放牧のときのお昼ご飯(おやつ)の話だ。

マサイは成人の儀式で行われるライオン狩りが有名だが、遊牧民である。

10歳くらいになると大人と混じって放牧に行き始めるらしい。

お弁当を持っていくことはなく、一日放牧して帰ってくるらしい。

その際、お昼はどうしているかというと・・・

なんとマサイはサバンナの鳥と共生関係にあって、口笛でその鳥を呼び寄せ、その鳥はマサイを蜂の巣のところまで案内する。

そしてマサイは蜂蜜を、鳥は蜂の子を食べる、という共生関係

という話を聞いたときは度肝を抜かれた。

そんなことがあるんだ・・・と。

マサイには昔からの生活スタイルが確立されていて、それにそった教育がなされて来ていたが、西洋文明が入ってきて、学校が建ち、子ども達は平日学校に通い・・・というきっと日本の明治時代と似たような状況になってきているらしい。

西洋文明・資本主義は確かに生活を便利にしているかもしれない。

ただ、世界中がそれによって均一化されていってしまうことにちょっとした寂しさみたいなものは感じるし、

マサイのその生活スタイルというのは、東アフリカのあの地域で持続的に生活していく知恵というものがふんだんに詰め込まれているのだと思うと、それを失いかけているというのは、人類にとっての損失のような気もする。

・・・

話を元に戻して、結局、その夜は泰ちゃんの体調を配慮して夜の部に参加することなく、帰宅。

僕は直接マサイの戦士の話を聞くことは出来なかったが、なおちゃんから聞いたその話はとても面白かった。

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昼は牧場の外でお話会があり、そこにお友だちのふたごちゃんもいた。

泰ちゃんは小さい子どもと積極的に交流するようになっている。

その日も楽しそうに交流していたみたいだ。

父母に見せない顔をする。

お風呂

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だいぶ色々なもので遊べるようになってきた。

お風呂の蛇口からでる水を飲むのが面白いらしいhappy01

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マサイの戦士に会いに行くを参照しているブログ:

コメント

マサイの人の話、是非とも聞きたい。

資本主義・西洋文明の利便性は認めつつも万能性はないとまぁちゃんは思う。
今流行りの言葉で言えば、持続可能かどうか。
乱暴な言い方をすれば「西洋文明(資本主義)=搾取文明(主義)」が持続可能なのかどうか。その実験を現代がしているような気がしてならない。

楽をしたがる人間だから以前の生活に戻ることは不可能に近いけど、昔の人々がその土地に合った衣食住を確立して生活してきたものは残しつつ、西洋文明や資本主義のいい部分を利用した方がいいと思う。。

最近読んでる本
①燃えよ剣(司馬遼太郎) 
明治維新時代に生きた人達の心理ってどんなだったのか、もう一度考えたくて。

②文明(ニーアル・ファーガソン 訳仙谷紀)
西洋文明・資本主義の勉強のため。

よぉちゃんの文面がダイレクトに入ってきました。
お正月を楽しみにしています。

泰ちゃんは大物だねって国領では言っています。


泰ちゃん、逞しい顔しているね~!
我が家のぼくちゃんも、もう少し人の中に入れてやりたいというか、
自然の中で育ててやりたいと思う今日この頃。

まぁちゃん

「まずは自分の食卓の上に並ぶ料理を眺めて見ましょう」
ってインドのお坊さんが言ってた。
いきなり社会は変わらないけれど、まずは自分の生活の範囲から。

マサイの人曰く、人間は本来動物とコミュニケーションできる能力を備えているんだって。ドリトル先生を思い出しました。


ふぐさん

そろそろ鳥取に戻っておいでよ!笑
智頭、良いところだよ。

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