3rd day(壁塗りの日々)
去年作った12キロ程の味噌が無くなり、今年の1月に仕込んだ味噌(→こちら)の様子を見てみました。
今年の味噌は豆を細かく砕き、昨年よりも多目の米麹で仕込んだので、甘めに仕上がってました。
僕はこの目の細かい感じの味噌が好きです。
なおさんに
「田舎味噌(目の粗い粒が残る感じの味噌)がそんなに好きでないのに田舎暮らしをしたがる人」
と言われましたが、田舎暮らしがしたいのと、味噌の目が粗いのと関係がないと思ったので、軽く聞き流しておきました。
仕込んで7ヶ月。
もっと寝かせた味噌が食べたいのですが、消費するスピードが早いのと、去年のやつは最後の方黒色のカビがついてダメにしてしまったところが今後の課題です。
瓶(かめ)に上手に味噌を保存しておく工夫がある人は教えて下さい。
さて、今日もあいも変わらず朝から夕方まで壁塗りに明け暮れました。
今日僕はめくれてしまっていたり、剥がれ落ちてしまっている壁に下地を塗っていく作業もしました。
材料は依然、解体した物置から取れた土壁をまた水で練ったものです。
竹子舞や貫に土を塗っていく。
一見壁を作っていくというのは、なんだかとてもハードルが高いようで、やり始めてしまったら、小さい子どもがする泥遊びの延長線上にあるような感覚でした。
壁を作っていくという、なんだか難しそうなことを、とてもシンプルな形で実践していくというギャップがなんだかとても面白かったです。
昔の人は身近にあるものを上手に使って生活していたし、その材料というのは再生可能であるというところに心地よさを感じています。
50数年前に練ってこしらえた壁土を今また同じように再生して使用している、しかも簡単に、というところになんだか持続的に、そしてシンプルに生きていくヒントがたくさん詰まっているような気がします。
1度寝て、起きてみると、なんだか昨日よりも上手になっている。
不思議なものです
1番メインの壁はなおさんにもっていかれました。
今現時点での壁塗り技術は彼女の方が上なので、譲りました。
ただ、明日の壁塗り技術がそのようであるとは限りません。
僕は自分の伸びしろを信じています。
縁側の方は塗り終わりました。
塗ってみるとガラッと雰囲気が変わりますし、なんだか空気の感じも変わる気がします。
明日で主だった部屋の壁塗りが終わるといいなって思います
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