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2011年10月 6日 (木)

単独無酸素大倉山登攀(1063m)

いやぁ

洋介です

悶々とした日々でした

僕の親父にはこれを「猪ショック」と言われていますが・・・

(そう、猪に踏み荒らされた当日、あまりに悲しくて実家にまで電話してしまいました。)

今までかけた時間とエネルギーのことを思うと今回の稲刈りは悲しすぎました。

そしてふさぎこむ毎日

でもくよくよしていても良いこと無いから、気持ちを切り替えて登山でもしようと、前から気になっていた「大倉山」に登ってきました。

大倉山はうちのすぐ裏にある山です。

「裏山」

僕が普段車を駐車しているところが登山道にすでになっています。

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スギ・ヒノキの人工林を抜けるとだんだんと雑木林になってきます。

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百何年も前からずっとそこに生きている大きな木を見るとなんだかホッとします。

頂上に着くと北は日本海・南には瀬戸内海が見渡せます。

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山の向こうが瀬戸内海

(良く見えないときは心の目、心眼で覗いてみましょう)

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北は日本海

山だらけ

途中、鹿を2頭見ました。

昼間に見ると新鮮な感じがします。

野生動物はこんな環境で生きているんだと思うと、

蛇口をひねったら水が出て、

お腹が空いたらスーパーですぐ食べ物が手に入って、

雨風が凌げるお家に住んで、

と、

今の自分の状況の呑気さが感じられました。

頂上で寝転びながら本を読み帰りました。

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本は、前の家の本棚にあって気になって手に取った、

中島正さんの

「都市を滅ぼせ」

です。

環境問題、人類の永続性を考えたら、なるべく都市から依存しない生活を送った方が良いといった内容です。

タイトル通り過激な本ですが、でも僕たち人間(特に先進国の人たち)が、考えなくてはいけないなと思えるようなことです。

僕でも、今さら草鞋を編んで生活したり、車の無い生活を送るのはハードルが高いですが、人類が、子どもの代、孫の代も、安全レベルを今より下げることなく、持続的に生活できるラインはどこにあるんだろうと考えながら生活することも大切なのではないのかなと思いました。

前までは「子どもの代・孫の代」っていうセリフが自分で言っていてうそ臭く、表面的な感じだったのが、なんだか実感を持って使えるようになってきました。

近所のおじいさんに聞いたら登山に2時間半はかかると言われていましたが、やっぱり2時間半とっぷりかかりました。帰りは1時間少々。

晴れた日にどうですか?

ポン子の骨は漂白して薪ストーブの傍で乾かしていました。

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魔よけになるみたいです。

背骨の軟骨が紛失してしまったので、紙粘土かなんかで補修しようと思っています。

恐竜の化石を彷彿とさせますwink

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コメント

今度は酸素ボンベ背負って登るのはどう? ヽ(*´∀`)/
都市を滅ぼせ。オレもちょっと気になるわ。

ポーター雇ってね!
今度は智頭の名山、那岐山に単独無酸素で登頂します!
(1255m)
そろそろ紅葉の季節だね☆

「都市を滅ぼせ」
見たら1994年出版の本だった
20年くらい前の本だけど、今にもそのまま当てはまるような鋭さ
人間は、僕も含めて、どうしても「便利」「楽チン」に流されてしまいがちよね。。

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