石遊びと水遊び
本を読むのは嫌いじゃない
本はなるべく図書館で借りて読むようにしているが、手元に置いておきたい本は買ってしまう。
ちょっとしたときに本棚から取り出して読み返す。
前回読んだときとはまた味わいが違ったりするから不思議なもんだ。
この週末はこの本を読んでいた。
自主的に学び解決していく人を飛行機人間
言われたことをこなしていくのが得意な人をグライダー人間
と例えて、今の学校はグライダー人間を大量に作り出していると著者は言う。
学校の在り方なんかを最近良く考える僕にとってまた爽やかな気付きを与えてもらった感じだ。
1986年に刊行された本書は今尚、色あせないで多くの支持を集めている。
さて、前置きが長くなったが、今なおちゃんと泰ちゃんは東京の実家に帰省している。
寂しいは寂しいが、気兼ねの無い好き勝手な時間を送らせてもらっている。
前述の本の中で、著者は朝こそ様々な思考を巡らせるのには良いと説いている。
「朝飯前」とは、寝て疲れが取れた後、ご飯を食べる前の時間にクリアーな思考が生まれ、難しいと思われていた問題がスッと解決する
というようなことから、生まれた言葉ではないかと著者は大胆な論理を展開している。
著者はそのようなことから、朝飯を抜いて「朝飯前」の時間を長くするという工夫をしているらしい。
さらに「ブランチ」をとった後に昼寝をすることによって「朝飯前」の時間を1日に2回作り出すという工夫もしているらしい。
僕も改めてこの論理をこの週末2日実践している。
(単に1人で朝ごはんを作って食べるのがうっとおしいということもありますが。)
この週末で楽しんだのは
石遊び
と
水遊び
無造作に捨てられていた石を並べて花壇を作る。
庭木の株元に積まれていた石を一つ一つ取って移動させ並べていく。
なんてことは無い、それだけのことなのだが、やってみると面白くて止まらない。
どうしたら上手に積めるかな
どうしたら綺麗に見えるかな
重たい石を運ぶにはどうしたら良いのかな
なんて
なんの経済的恩恵も無い「仕事」がただただ面白くてしばらくそれに時間を費やす。
出来た花壇に土を入れて花の苗を生けてみる。
ちょっとずつ、ちょっとずつ、この空間と付き合っていきながらそれが良い空間になるように考え手を加え続けていく。
なおちゃんに
「しなければいけないことの優先順位を考えて」
と注意されながらもこの石遊びは面白くてなかなか辞められなかったのである。
【水遊び】
小学校のとき、雨が降ると校庭に川が出来、その流れを自分達で自由に変えながら作る、という遊びを飽きもせずにしたことがある。
梅雨に入ったと言うのにこの日照り
畑の作物が水を欲しているのは重々承知
ジョーロであげるのも大変だなって思ったときに、水路から水を引っ張ったら良いとの近所のおじいさんに導かれるように水をあててみた。
(今、野菜を作っている畑はもともと水田だったので、水路から水をひっぱってくることが出来る。)
どんどんと溝に水が流れていく
その様子を見ながら、ケニアにいたときに見た農場の畝間灌漑を思い出す。
ケニアのその地域も雨が少なく、水路から水をひいては、畝間に水を走らせ作物に潅水していた。
それならば順に畝に水が行くように高さを調整して畑を設計すれば水遣りもだいぶ楽になるんじゃないかって思った。
上手に土と付き合っていきたい
上手に自然からの恩恵を授かりたい
そんな人になれたら良いな。
ゆっくりとそんなことを考えることが出来たこの2日間でした
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