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2011年11月

2011年11月17日 (木)

リアルジェンガ

薪ストーブを入れたのが10月1日

冬に向けて薪を集める日々。。。

山から伐り出す他にも

学校で出る端材(。。。森林科学科所属で良かったcatface

建築廃材

製材所

などなど

色々な人にお世話になりながら

感謝感謝ですconfident

「薪を積むの一つの技術」

とは、薪割リスト(薪割る人)の深沢さんの言葉

家の壁の周りに積み終わった僕は、最近横の庭に薪を積んでいる。

近所のおじいちゃんの積み方を参考にしながら・・・

両端に杭を打って薪を同じ方向に積み上げていく。

1つ1つバランスを見ながら・・・

でも、たまに崩れちゃうときも・・・

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あ~~~~~~crying

グラグラしだしたときの緊張感はジェンガの比じゃない。

リアルジェンガ!

ジェンガという遊びを開発した人はフォレスター(林業従事者)なんじゃないかと勝手に想像。

うまくかつきれいに積めるように研究中です!

ちにみに庭に投げている丸太はなおちゃんの薪割り用です。

妊婦に薪割りは良いという話を聞いたので。

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これらは僕のなおちゃんに対する優しさのつもりですheart01

冬になって山のものたちが里に頻繁に降りてくるようになったように感じている。

きっと山の上の方には食べるものが少ないんだ・・・と思う。

シカに作った野菜や米を食べられてしまうのはすごく悔しいが、例えば逆の立場で僕がシカになったとしたら、夜のうちに里に降りてきて食べ物を探すだろうと思う。

寒くなってきて思うのは、シカやイノシシなどの山のものは大変シビアな環境で生活しているということだ。

クマみたいに冬眠出来たら良いが、出来ない(しない)動物たちは大変だ。

去年の大雪のときには、たくさんのシカやイノシシが餓死したのだと漁師さんは言っていた。

snow

スギやヒノキばかりでどんぐりの木が減ったということを良く聞く。

手入れがなされずに暗い林床になり下草が生えないとも聞く。

山の環境のことも考えながらここ智頭で暮らしていけたらなと思っているが、なかなかです。

xmas

ナカオ先生曰く

「せめて自分達で植えたスギ・ヒノキくらいは植えっぱなしでなく、責任持って面倒みてやる。」

そんなナカオ先生は定年してから晴れの日は頻繁に山に入り、山の手入れをしている。

僕も先日初めて一緒させてもらった。

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林内作業車やユンボなどの機械を使って効率良く木を伐り出していく。

プロ集団だ。

5人いたメンバーで一番の若手が50代中盤、長老が83歳だった。

83歳でも動きは確かにスローだが、無駄の無い動きでテンポ良く木を集め林内作業車に積んでいく。

この日は夏に伐り倒した杉を山から下ろす作業だった。

朝の8時ごろから4時ごろまで作業。

想像以上の重労働。

甘く見てましたbearing

それでもきれいになっていく林内を見たり、

普段は使われずにただただ見捨てられるスギの間伐材がきれいに並び市場に出荷されていくのを見ると気持ちが良かったです。

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林業は儲からないと良く聞きますが、

この人たちみたいに技術や機械があり、効率よく作業できたら1日に3~5万円は儲けがでると聞きました。

一緒に作業したクニマサさんは

「これだから林業はたまりません」

ってニッコリ教えてくれました。

林業に対するイメージがちょっと変わった日でもありました。

ホームセンターで買った作業靴が一瞬で壊れました。

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次はスパイク地下足袋に脚絆という装備を手に入れたいですhappy01

2011年11月 3日 (木)

先日の土曜日

この前の土曜日だったか、空山ポニー牧場で

「よしととひうた」のライブがあるというので行ってきた。

手作りの紙芝居に、手作りの音楽を乗せて、語りながら歌う、歌いながら踊る、しかも参加者と一緒に、という愉快な紙芝居アーティストだった。

空山の牧場の雰囲気と、そこに集まった子ども、大人の醸し出す雰囲気が余計によしととひうたの良さを引き立てていたと思う。

なおちゃんに誘われて行ったのだが、なおちゃんと、そしてお腹にいる赤ちゃんと一緒に聞けたのは良かったと思う。

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その帰り道に、年に一度だけ行われる因久山窯元、登り窯の火入れの様子を見に行った。

テレビでしか見たことが無く、本物を見るのは生まれて初めて。

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松を燃料に4日3晩焚き続ける。

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330年前くらいから受け継がれる伝統。

自然という偶然が織り成す作品にロマンを感じずにはいられない。

釜の横に大量に積まれた薪の量には驚かされるが、一昔前までは年に22回も火入れをしていたようだ。

今は鳥取県でも登り窯に火を入れているのはここだけだと言う。

こうして、日本の伝統がちょっとずつ衰退していくのを目の当たりにすると寂しさを感じる。

陶芸をするものに言わせると、登り窯は「酸化」と「還元」を同時に行う、理にかなったやりかたなのだという。

その先人達の理にかなった知恵が1つでも多く、長く残っていってくれることを願うばかりなのです。

2011年11月 2日 (水)

最近の楽しみ

そうそう、家の裏の杉林、この杉が無ければ朝、昼と良い日差しが家に入ってくるのになぁ・・・

と常々気になっていたbearing

集落の中では、6月に間伐して日当たりを良くしてくれるみたいな話があったけれど、そんな気配は無く時は流れ・・・

でも、先日、近所の人とのちょっとした会話の中で日当たりの話になり、家の裏の杉林の話になった。

「直接持ち主と話をしてみなさい。なんでも声に出して言っていかんと変わらんで!」

と言われ、持ち主と集落のリーダー的な人と話をしてみたら、

「伐っても良いですよhappy01

とのこと。

とても気前良く、言ってもらえた。

伐った木も好きにして良いとのこと。

なんて優しいんだ。

なんて気前が良いんだ。

ということで、最近の楽しみは家の裏の木の間伐→そして日当たりを良くする事。

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チェーンソーで木を伐るのは久しぶり。

写真は木にチェーンソーをかませちゃったところ・・・

お恥ずかしい・・・coldsweats01

「あぁ~、家にぶつかる~」

とか言いながら伐ってました。

伐った木は葉枯らしして乾燥させ、来年の秋くらいにログ小屋でも作れたらなぁと妄想中。

木の持ち主のツトムさんにはどうやってお礼をしたらいいのかしら。

集落のおじいちゃん、おばあちゃんにお世話になりっぱなしの僕たちです。

智頭に移住は大歓迎です☆

瀬戸内海の島に住んでいる女性が遊びに来た。

智頭への移住を考えているみたいだ。

その女性は数年前から化学物質過敏症となり、生活には随分と気を使ってらっしゃった。

食べ物にも制限が生じ、今は自分で畑をしている。

もちろん無農薬、無化学肥料栽培だ。

「自然農」をキーワードに先ほどつながった。

家にも一泊してもらい、智頭の暮らしの様子、僕らが住んでいる集落の様子など、色々話をした。

ここの集落の空き家や、耕作放棄地に家を建てることなどを検討されていた。

良い場所や縁があったらいいなぁと願うばかりである。

今度は冬に雪が積もった頃に様子を伺いにくるそうだ。

その女性と、向かいのスナオさんの家の空き家に行った時に、

「燻製器いるか?」

と聞かれた。

僕が常々、ロッカーで製作しようと考えていた燻製器・・・

即座に

「欲しいですshine

と返事。

ドラム缶の良いやつだ!

カッコいい☆

今はベンチの後ろに置いてある。

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早く、この燻製器で燻製を作ってみたい。

その他にも芋茎(ずいき)や、大根、チンゲン菜の苗(翌日シカにかじられることになるのだが・・・。)を頂いた。

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この紫色のが芋茎。

この前も登場したかもだが、これが今智頭で旬な食べ物。

僕は先日、人生で初めて頂いたがこれがまた美味しかった。

今日も路地横で、この芋茎を大がまで湯がいているおばあちゃんを見かけた。

こうして旬のモノを頂きながら生活できるのは嬉しい。

ホントはこれらのものを自分でも作れるようになったらいいのだが、ゆっくり、ゆっくりそこは挑戦していこうと思う。

まずはしっかりと獣対策をしなくてはいけない。

ここ毎日シカに入られている形跡がある・・・weep