« 2012年4月 | メイン | 2012年6月 »

2012年5月

2012年5月30日 (水)

囲い命

2日前の夜、またシカに入られ・・・

昨日囲いを直したのに、また入られた

Ca3g0330

せっかく植えたジャガイモも芽がかじられ・・・

Ca3g0331

もうシカの餌を作るのはやめよう・・・

畑の規模を小さくして出来た分だけ頂こう・・・

壊された囲いはみっともないので片付けよう・・・

囲いを片付けていたそのとき

いつも僕を助けてくれるカズヒコさん

「もうシカの餌を作るのはやめにしようと思います」

嘆く僕に

「若いんだから元気出してやりんさい」

とぶっとい杭を渡してくれた

いつも背中を押してくれるカズヒコさん。

折れかかった心を寸でのところで支えてくれた。

Ca3g0332

兎にも角にも囲い

Ca3g0333

また気を取り直してチャレンジしていきたいです。

先週蒔いた大豆の種が芽を出してかわいらしいです。

まだまだ草の中に野菜を思うように育てられないですが、1年1年ステップアップしていきたいです。

草の中でも、無農薬でも立派な野菜が作れたらかっこいいと思う。

そんなことにチャレンジしていきたいrock

シカを獲って、シカに採られて

シカとの共生を目指していきたいところですが、現実はそんなに容易いものではないようです。

2012年5月26日 (土)

こころ

呑気に暮らしていたい

出張とかいってたまに海外(途上国のどこか)に行くような働き方をしていたい

年に3ヶ月くらいの休暇があって家族旅行とかに行きたい

10年後くらいにはそんな生活になってないかなぁって思う

僕のこころの一部での想い

Img_9366

今日は智頭のジュニアチーム(智頭FC)を学校に招いて合同練習を行った。

35人くらいの小学生と6人のコーチ、そして大勢の保護者、また兄弟達でグラウンドは華やいだ。

やっぱり大勢でボールを追いかけている方が面白い。

良い時間だった。

そう、智頭農林のグラウンドは県内公立高校で唯一芝のグラウンドなんです。

毎日ここでサッカーしてます 僕soccer

2012年5月23日 (水)

本質

山は儲からないって解かっている

それでも、先祖の想い、そして子孫へ託す想いと共に山に入っていく男がいる

Img_9326

Img_9329

くんちゃん

今日はどうもありがとう

明日もどうぞよろしくup

やってみないと分からないことがある

ウコッケイにはトイレトレーニングしたわけではないのに一箇所決まった場所にてトイレしていた。

Img_9334

小屋の右奥

Img_9336

ブタは決まった場所でウンチするって話は聞いたことがあったけれど、ウコッケイもそうなんだ・・・。

鶏糞をプランターの植物に与えていますshine

トミ子さんからの贈り物

泰樹は乗り物を手に入れた

Img_9344

スネオヘアー

最近のお気に入り

Img_9354

2012年5月22日 (火)

新田プレート

食べるものが豊富な季節になりましたねshine

Img_9323

トミ子さんにもらったレタス

採ってきたクレソン

なおちゃんが料理してくれた(僕が朝解体した)鹿肉(:ローストベニスン)

美味しかったですhappy02

ざわつく心

朝の日課の1つ

出勤前の山の見回り

そうです

この前山に仕掛けた罠に獲物(イノシシ・シカ)がかかっていないか毎朝見回りしていました。

「今日もかかってない」

「今日もかかってない」

・・・って日が続き

「もうかからないのかな・・・」

なんて思い始めていた頃でした。

昨日もいつものように「機会的に」山回りしていたら・・・

「うおっ!シカがいる!」

「わっ、罠にかかってるsign03

Ca3g0324

写真と思い、携帯を取り出す・・・。

人間の僕の姿に警戒するシカ

くくり罠(ワイヤーで足を締め付けるタイプ)なのであまり必死に逃げようとすると足ごととれて逃げていくケースもある。

あまり近寄ってシカをパニックにしてもよくないなと思い遠めからパシャリ。

だから全然分からないと思いますが・・・

時間のある人は探してみてください。

僕が近づくと不安げに僕の方を見るシカ。

罠にかかったのは昨晩だろうか・・・

逃げようとしても左後脚にかかったワイヤーが体をひっぱり逃げれない。

死期を悟ったように僕を見つめるその眼が、何か心をざわつかせる。

3歳くらいの雌ジカだろうか

群れで山を歩いているときにこいつだけ罠にかかってしまったのだろうか

こいつが罠にかかったときに他にいたかもしれない仲間たちはどのようにふるまったのだろう

この世に生を受けて生きたこの数年間の彼女の人生を僕が終わらせてしまう

色々な想いが心をよぎる。

わざわざ肉を食べなくても食べるものはたくさんある国日本。

わざわざ猟をしなくても、スーパーに行けば何も感じずに肉が購入できそして食せる。

この前客が来たときに買ったソーセージはあまりにも冷たくなにか物質的だった。

あのソーセージも元をたどればその材料のために飼育され殺されたブタがいたんだ。

じゃあ、今僕が飼っているウコッケイはなんだろう・・・

あれもいつか食用にされてしまうのだろう

彼らを老衰するまで飼うつもりで飼ってはいないから・・・。

「深く考えなくてもいいじゃん」

って声も聞こえてきそうだ。

だが、なんとなく色々なことが頭をよぎる

そんな朝の体験でした。

結局その雌ジカは仲間の猟師さんにしとめてもらい(僕は残念ながら学校だったので)、夕方学校が終わってから新田に持ち帰りました。

これから解体して肉にしますpig

2012年5月16日 (水)

フリーガニズム

新しい言葉を知った

「フリーガニズム(freeganism)」・・・廃棄処分になったタダの食品を食べること

またそういう活動をしている人のことをフリーガン(freegan)という。

ときたまテレビで放映されるサッカースタジアム内外で大暴れする人たち「フーリガン」と響きは似ているが似て非なる者だ。

例えばホームレスの人たちなど、色々な社会余剰物を収集して生活している人たちもフリーガンと呼んでも良いのだろうが、

この「南北社会」の再分配の不均等さへの抗議の意思表示としてそのような取り組み(生活)をしている人たちがいるようだ。

僕はここ数日、イギリスのフリーガン、トリストラム・スチュアートさんの本を読んでいた。

511l0fps9l__ss500_

世界中で大きな格差や、大変な無駄があることはなんとなく知っていたけれど、それをうまくデータ化したり、じゃあどうすればいいのかと、具体的な実践例を紹介したりと、なかなか目からウロコ、読み応えのある本でした。

世界の食糧事情や、地球の未来のことなどに感心のある方にはお勧めの1冊です。

Ca3g0323

昨日智頭の豆腐屋さんでおからをたくさん頂いてきました。

豆腐のおからはいわずと知れた優秀な植物タンパク源。

足が速いのではやくいたんでしまうのですが、発酵させておくと長期保存が可能。

今週末にでも工場に行って廃棄されてしまうおからをたくさん頂いてこようかなと思います。

あ、僕ら人間の為でなく、ウコッケイの餌にします。

泰ちゃんが僕らくらいの年になる頃には、今とは全く違った社会になっているでしょう。

そんな中で親としてどんなことが出来るかな。

どんなことをしてあげれるかな。

そんなことを考えさせられる本でした。

2012年5月10日 (木)

発酵

「森林の山土1gの中に1億の微生物が暮らしています」

昨日の森林科学の授業にて・・・

教科書にそのように書いてあるものの、実際に1億の生物が1gの土の中に暮らしているとはなかなか想像できない

目に見えない世界に想いを馳せる

ウコッケイを飼う様になって発酵というものに取り組んでいる

Ca3g0316

材料は

・学校から出るのこクズ(これまでは演習林に持っていって捨てていたもの)

・コイン精米機から調達してくる米ぬか

・水

原価0円

中に手を入れてみると温かい

50℃くらいあるだろうか。(本には60℃くらいと書いてあるが・・・)

微生物の営みって目には見えないだけに何か不思議

これで作った発酵飼料に普段の生活から出る野菜クズを混ぜて野菜を発酵させてからウコッケイに与える。

美味しそうに食べる彼らchick

そして排泄

小屋1面に敷いてある籾殻ごと回収→畑へ

「鶏糞入り籾殻」の完成。

自然の一部として自分たちの生活を感じられるそんな瞬間が堪らなく愛しい

どんな国や地域に行っても自然と共生しながら生きている人、もしくは上手に現代生活とのバランスをとりながら生活している人を見るとカッコいいと思っていた。

僕の目標もそんなところ。

自然になるべく寄り添った生活。

鳥取に来て、智頭に来て、自分にちょっとずつそんな力がついてきているような気がして嬉しい。

磨いていきたい。