昨日は今、もりくんが住んでいる気高の家(先週から愛媛からいなちゃん・大阪からナルナルが同居)の稲刈りをしてきました。
もりくんに任せていたけれど、もりくんフィリピンに行っていて不在のため、刈ってきました。
不耕起の自然農法
久しぶりに行って見てみたらガッツリ猪にはいられていました
あいやー悔しいですなぁ・・・
草も生えまくってました。
ありゃー・・・
刈っても刈ってもあまり食べれなそうだなぁと思いながら刈ってました。
様が悪すぎる
かっこ悪い
みじめ
こんな悔しい思いはもう来年はしたくない。
草抑えと猪対策
去年と今年は違うし、来年もきっとちょっと違うんだろう
でも経験をすこしずつ積んでやっていきたい。
帰ったらなおちゃんがトムヤムクンと春雨サラダを作って待っていてくれました。
どうもありがとう☆
いやぁ参っちゃいます・・・
思い描いていた、農村生活、田舎暮らし、そんなキラキラしていたイメージと、実際の「厳しさ」みたいなギャップ・・・
『米』
半分は水草(セリとミゾソバ)に負けてしまい
(それでも半分はまぁまぁ育っていたんです・・・)
生き残って成長していたお米半分も今イノシシに蹂躙されています。
木の杭とネットで柵をめぐらせても、シカは飛び越え、イノシシは杭を折ったり、穴を掘ったりして侵入してきます。
「お米が採れなかったなら、買ったらいいじゃない」
きっとそうなってしまうのでしょう・・・涙
悔しい
あの汗を流して作った苗代
暑い中一本一本植えた苗
それらに費やした時間やエネルギーを思い起こすと、田んぼに残されるイノシシの爪あとを見ると悲しくなってしまいます。
今から、電気柵やトタンだと策を講じるエネルギーは無く、今あるネットと木の杭でやり過ごしている日々ですが・・・完敗です
恥ずかしくて穴があったら入りたい
そんな落ち込む日々なのです。
無かったことにしたい。
うまくいかないことがあったら、リセットボタンを押せるテレビゲームはなんと都合の良い
『畑』
シカ・タヌキ・ウサギの足跡を見つけることが出来ます。
動物園?
タヌキ?
シカ?
ヤーコンきれいにたべられてます
サトイモの葉っぱも・・・
やっぱり田んぼや畑をしながら生活している友達のゴルゴにこの話をしたら、
「サトイモの葉っぱは食べられるって話聞いたこと無い」
って言っていました。
どういうこと?
ここに越してきた当初、
「畑や田んぼなど、やったところでお金にはならないし、山のもの(けもの)に食べられたりしたら、百姓やっているのがばからしくなる」
というおじいさんたちの話が今は実感をもって胸に響いてきます。
人と獣の棲み分けの境界線が崩れてきているこのような地域でお米や野菜を作ることの難しさ、住むことの難しさみたいなものを感じます。
だから、それでもここでしっかりと毎年毎年、毎日毎日生活しているここの人たちには感服してしまうのです。
学生時代、もしくはその後も、田舎で暮らしたい、田畑をいじりながら自給的な里山生活がしたいと憧れた頃。ただただ、その生活は輝かしく僕の脳裏に焼きついていました。
今はその現実の厳しさを突きつけられている気がしています。
ただ、だからといって、都市に降りて、都会生活がしたいかと問われたら、それは無理だなぁと思うので、ここで反省を生かしながら生活していくしかないのだとも思っています。
お米作りも、野菜作りも、やった分だけ還ってくる。
どうしたらうまく育つのか、どうしたら鳥獣の被害を食い止めることができるのか。
観察しながら、丁寧に向き合い、対策を講じていくしかないのだと。
今は薪割りをしている時間が至福のときなんです。
今週末、我が家に薪ストーブがやってきます。
今まではいつもいつも野菜の種を買ったり、苗を買ったりして野菜を育てていた。
が
今年種採り(自家採取)に挑戦してみようと思っている。
自分で種を取ってまた次、その種を使って野菜を育てようという試みです。
最近キュウリが取れだしたのでキュウリでまず試しています。
まず、黄色くなったキュウリを収穫して、1週間くらい外において追熟
半分に割って種をとる
ポリ袋に入れて発酵させると種だけをすぐに採り易くなる。
水で洗って陰干し
これで世代を受け継いでいくことによって、その土地にあった自分のオリジナル品種が出来上がるらしい・・・
なんでも飽きっぽい僕にそんな仕事が出来るかどうかは疑問ですが、やってみたい気持ちがあります。
今日は新月ですね
なおちゃんの発案で新月と満月の日、我が家は断食することになりました。
かれこれ5回目です・・・
が、なおちゃんは2回目からもう普通に食べてました。
僕よりもなんでも面白いことを思いつくのはなおちゃん
そして飽きっぽいのもなおちゃん
はやくつわりなおると良いね
すっごく可愛くて、すっごくタイプな子がいたとしても、その子が僕に全く興味がなかったら僕はその子のことを好きになれるだろうか・・・
「確かに可愛いけれど・・・」程度で終わってしまう気がする。
4月、一番最初に蒔いたニンジンがやっと大きくなった
良い形、良い味、満足
つくづく僕にはもの作りは向いてないなぁって思うけれど、僕が作ったものでもニンジンだけは誉められることがある。
「美味しい」
って。
「一番好きな野菜は?」
と尋ねられても、まずニンジンとは答えない。
でも、最近なんでかな、ニンジンのことが気になりだした。
育てやすいのかな、僕との相性が良いのかな。
こんな僕が育ててもちゃんと育ってくれる。
良い子なんです。
僕の中の野菜ランキングで密かにニンジンが上位に上がってきています
報告1つ
パン屋さんに置かせてもらっている野菜。
東京から来てた人の目に留まって契約することになりました。
2週間に1度くらいのペースで宅配することになりそうです。
人に食べてもらうこと、社会とつながることで、僕の野菜・米作りにも緊張感が生まれています。
今後どのようになっていくのか、色々なケースを想定しながら、楽しんでいます
農業では昔から「苗八作」というくらい米作りは、苗の出来に左右されると言われています。
去年は植えつけの時期が合わなかったり、うまいこと揃って育たなかったりで結局学校でもらった苗を使いました。
今年も去年の失敗を踏まえて、苗代と箱苗に挑戦。
今年も結局思ったようにはいかず、苗作りの難しさみないなものを感じています。
特に苗代はなかなか稲だけをみっちり生やすってことが出来ないなぁって思っていたら・・・
意外と今になって
「あれっ」
結構良い苗が実は生えていましたので、試しにちょっとずつその苗を空いたところに植えています。
なんかをやるっていうのは確かにエネルギーがいりますが、
やってみないと分からない感覚ってのは確かにあるわけで・・・
今年もまた分からないことだらけで手探りですが、
でも去年からの蓄積は確実にあるなという実感が嬉しくて・・・
人生はその積み重ねでしかないんだろうなって思えます。
誇り
ブトがいるもので、手袋をしながら田植えをしていたら、ゴム手袋の中指と人差し指のところに穴があきました。
ほんとは、もっと簡単で、誰にでもできる、ハードルの低い農法ってのを目指しているんですよ
お固い記事が続きますが・・・
職業柄(農業高校で働いています)か、農業のことに興味があります。
昨日もあいた時間を見計らって八東(鳥取県八頭郡)で竹パウダー農法をしているサカオさんのところを訪問見学させてもらってきた。
僕が農業高校の先生ということだからか、ことさら熱心に時間をとって圃場をまわり説明、想いを伝えてくれた。
竹パウダー農法(名前は何でも良いのだが・・・)は、要は化学肥料や農薬を使わない、有機農業の仲間だ。
サカオさんのところでユニークだと思ったのは、土を鋤き込まないで、表層で糸状菌を活性化させ、作物と菌根共生させるという手法ではないかと思った。
トラクターのロータリーで深く鋤き込むことをせずに表層3cm程度のところに竹パウダーと鶏糞を混ぜ合わせてその表層部分で作物の根を張らせて育てるというものだ。
意識しているのは山の土の状態ということだそうだ。(リンゴの秋山さんも同じようなことを言っていたと思う。)
だから土からキノコなんかが生えてくる。
有機農業している人たちが口を揃えて言うことは、「土壌が安定してきたら、与える肥料の量が減ってくる」ということだ。
そもそも自然農法している人たちは肥料そのものを与えずに作物生産している。
僕も早くそのように自然物とともに作物生産できる術を身につけたいと考えている。
今回サカオさんのところを訪れたのは、学校での有機農業転換のヒントをもらいにいくということが目的の1つだった。
学校では当たり前のように何十年前も前から化学肥料・農薬を使う農法が行われている。
僕はこれからの時代、
・硝酸塩濃度
・ユニバーサルデザイン(アレルギー体質の人にも優しい作物は万人にも優しい作物)
・持続性
からの観点から、あまり、農薬や化学肥料に頼った農業というものからは距離をおきたいと考えている。
学校でもそのような風潮を作り出して生きたいし、ゆくゆくは智頭町も有機農業の町としてうたってもらうような町になって欲しいと思っている。
子どもたちに胸を張って授業できるような、そんな先生になるためには、自分が良いと思うようなことを教えないといけないなと農業教諭2年目、思うわけである。
固い記事が続いています
次はなんだか和むようなそんな記事を目指します。
今日はなおちゃんの体調がよければ、午前中は渓流釣りに、午後は沢登りのガイド講習とそんな1日になる予定です。