セッチュージュクセー
最初この言葉を聞いたときにパッと漢字が浮かばなかった
漢字で書くと
「雪中熟成」
こうなる。
最近の気になるワードNo.1だ。
雪の中で肉を2週間熟成させると、肉がモチモチと柔らかくなってとても美味しくなる、らしい。
それを3週間ほど前に友達の家で食べさせてもらった。
あまりの美味しさに頭に電気が走るような、そんな衝撃の出会いだった。
美味しく食事をいただくことは、頂いている命に対する最低限の礼儀のようなものだと思う。
僕はこの雪中熟成に出会って、今まで鹿肉を生かしきれていなかったとひどく思った。
もちろん、友達の料理の腕もある。
雪中熟成させたからと、同じように上手に料理できるかどうかは分からない。
ただ、ぜひ挑戦してみたいと思わせるような、そんな料理だった。
一昨日の朝、またネットにシカがかかった。
大きな雄鹿だった。
背ロースは焼肉用に塩麹に漬け、
足の肉は雪中熟成を試みた。
血がたまらないように穴の開いたコンテナに、
野のモノにやられないように蓋をして、
あとは、屋根の下に積もっている雪の中に。
最近猛烈な勢いで雪が溶けていっている。
雪中熟成
最後のチャンスだったんだろうな。
お肉が美味しく、柔らかくなりますように。
4月の1日辺りが雪中熟成パーティでしょうか
先月の「出産」の記事が好評をいただいて、色々な人たちからの反響があります。
最近は僕も出産話に入っていけるようになりました。
さて、出産に際して、とても豊かな時間を送らせてもらった僕は、何かお返しにと、1ヶ月検診に合わせて曲げわっぱ弁当箱と首飾りを作りました。
昨年、手取り足取り、指示された通りにしか作業できなかったものが、1通り自分で考えて材料作りから仕上げまで出来るようになりました。
やらないと分からないことがたくさんあり、だからやってみてわかることもたくさんある。
去年分からなかった先生のおっしゃっていた言葉の意味が今さら分かったり
まだまだ気になる点、改良点はたくさんありますが、今の僕の精一杯の気持ちを込めて作りました。
スギの赤身の部分と白身の部分を使って紅白弁当箱にしました。
こちらは特にお世話になった2人の助産師さんに、山桜で削った首飾りとブローチ。
(たかみちゃん、お待たせしました。)
色々な樹木でアクセサリーを製作する友人に手ほどきを受け作りました。
デザインから考えることになったこのアクセサリーですが、
2人の助産師さんをイメージしたときに出てきたのはやっぱり「赤ちゃん」でした。
ので
赤ちゃんをイメージして作ったアクセサリー
山桜の1枚の板を材料に、合わせると木目があうというものです。
(当初は2つとも首飾りにする予定でしたが、穴に金具を取り付けるときにポキッ・・・
急遽、ブローチということに・・・)
1ヶ月検診のときに、菜生ちゃんに持っていってもらいました。
お弁当箱もブローチも喜んでもらったみたいで良かったです。
特にブローチはウケたみたいで!
「これでもう私たちはもう離れられないね」
「いざっ、というときはこのアクセサリーをピタッとくっつけて頑張ろうね!」
と2人の助産師さんは言っておられたみたいです。
良かった 良かった
ドライな感じの商業主義ではなくて、
なんだか心通うような、こんな助産院のような仕事ってやっぱり素敵だと思います
そういった意味では学校の先生もそうなのかもしれません。
僕は来年度も智頭農林高等学校(フルタイム)で働くことになりました。
今回お世話になった助産師さんたちのように、少しでも生徒達と豊かな時間を過ごせたらなとは思うのですが・・・。
頑張ります。
フルタイム(常勤)って言葉にちょっと怯えています。
正月から菜生ちゃんは里帰り
僕は1人寂しく智頭で暮らしていた
好きなときに寝て、好きなときに食べて、「あ~だ」「こ~だ」口うるさく言う人もいなくて・・・
それでも今の僕にとって独身生活というのはなんとも味気の無いものになってしまっていて、
日曜日から帰って来た菜生ちゃん泰ちゃんとの暮らしを満喫しています。
カメラをずっと菜生ちゃんに預けていたので、それを昨晩一緒に見返していました。
ここで泰ちゃんのベストショットを特別公開
(親バカでもバカ親でも良いんです。)
あら♪可愛いちょっと笑っているような・・・
このときは少し顔にプチプチが。
あら♪可愛いあくびをするのね!
あくびでするだけで「わぁ可愛い」なんて言ってもらえるのはいつまででしょうか。
ちなみに僕はもう何年もそんなこと言ってもらっていません
江尾の家で「足踏み反射」という新生児に残るとされる原始反射の実験をしているところ。
足をつかせると足踏みのような動きをするみたいなのだが、いっこうに動かさずこの表情。
天気が良かったみたいで日当たりの良い台所でお尻の日光浴をさせたらしい。
あれ?尻尾が!?
泰ちゃんにも戦闘民族サイヤ人の血が??
東京のじっちゃんとご対面
東京のおばあちゃんとの再会
父は「じっちゃん」
母は「あ~ちゃん(おばあ~ちゃん)」
って呼んでもらいたいみたいです。
最近「私と泰ちゃんのツーショット写真が少ない!」とぐずる菜生ちゃん
はい、ど~ぞ
あっ!泰ちゃんをいじめてる!?
そんなこんなでせわしくもまったく飽きない生活を送っています。
菜生ちゃんと泰ちゃんが1ヶ月検診を終えて智頭の家に帰って来た
これからはずっと一緒
一緒に智頭の暮らしを楽しんでいきたい!
この週末東京から両親が遊びに来てくれている。
一緒にお宮参り
町内にある諏訪神社へ
僕は実は初めて参拝するのだが、思っていた以上に荘厳な佇まい。
良い雰囲気を醸しだしていました
大人の都合に付き合って行動してくれていた泰ちゃんはちょっとご機嫌ななめ
赤ちゃんにとって「大人時間」は疲れちゃうよね・・・
あやしてみるも泰ちゃんじゃなくて菜生ちゃんが良い笑顔
家に帰った泰ちゃんはホッとしたのか、家では健やかにスヤスヤ
ちょっとずつ家族のリズムを作っていきたいです。
昨日から降り続いている雪
今朝も出勤前に雪かきです
新たな積雪がこれまた40センチ程
でもこれが今シーズン最後だと思ったらなんだか頑張れたし、少し切なさも感じたくらいでした。
それにしても、昨日載せた写真の除雪機その名も「ユキダス」
こいつがなかったらまた違った冬になっていたに違いない
家に来たことがある人なら分かると思うが県道までの道(およそ100m?)を往復45分ほどで雪かきしてもらえる。
手では到底やろうとも思えない距離だ。
これで郵便屋さん、ガス屋さんなどに来てもらえる。
集落でこの「ユキダス」を3台所有しているのはとても良いことだと思った。
そのうちの1台をこのトンボの家3軒で使わせてもらえている。
とても助かった。
これを個人で購入なんてことにはなかなかならないだろうから。
フィリピンの時もそうだったが、住んでみると人、家などに愛着が沸いてしまう。
「良い物件」が見つかるまでの仮住まいのつもりで借りた家だったが、今ではとても居心地が良くなってしまった。
こんな素敵な新田集落も俗に言う「限界集落」だ。
このままだったらなくなってしまいかねない。
なんとももったいない。
なんとか工夫して保存していきたいものだ。
ところで今日も2時に目が覚めてそれから眠れなかった。
リビングにおいてあるテーブル
汚れが気になっていたのでカンナをかけて磨いて柿渋を塗ってみた。
オレンジの電灯色のライトに照らされて優しさが増したような気がする。
今日が今年度の僕の仕事納め。
あ、だから眠れなかったのか