週末、東京から父母が来智してくれました。
今月末から智頭町で始まる森林セラピーを先取りで体験させてもらったり、
田舎ののんびりした喫茶店に行ったり、
智頭町にある割烹料理屋さんでご飯を食べたり、
智頭町をのんびり満喫するプラン。
とても楽しい時間を過ごす事が出来ました。
【取れたて野菜と近所のパン屋さんのパンの朝ごはん】
【森林セラピー なおちゃんと甥のもっちゃん】
【川辺でお弁当】
白雪姫に出てきそうなキノコ見つけました。
楽しい楽しい週末でした。
それにしても今日は暑かったですね。
なおちゃんと近くの川に水浴びに行きました
そんなこんなで今日の午後は2人で野生動物みたいに過ごしました。
涼しくて最高です!
皆様も暑い日に遊びに来られた際には一緒に水浴びしましょ
ずっと前から気になっていたアイテムの1つチェーンソー
山暮らしを機に買っちゃいました
山に入りながら、木を伐りながら、獣を獲りながら
山の環境を知り、自分たちの日々の暮らし方を省みることをしていきたい。
なんてもっともらしいことを言っておけば、なおちゃんもちょっとはこの値段に納得してもらえるかな・・・
何って、めっちゃ切れます。
チェーンソーのブランドでhusqvarnaが良いとか、STIHLが良いとは聞いていたけど、何が良いのか・・・
Makitaは?Rhobiは?
迷ったときはその道の人に聞くことにしている。
まず、僕がその道で全幅の信頼を寄せているナカオ先生に尋ねてみた。
「あぁそれだったらダイワが良いって聞くで。」
「ちょっと待っとき、タツに聞いてみるけぇ」
・・・・
「おー、タツか。チェーンソーっちゃら、今どこのが良く出てるだ?」(ナ)
「ダイワだな」(タ)
ってことで、ノーマークだったけれど、
shindaiwaのE1039Sってモデルを購入した。
最近の僕の買い物ってもっぱらこんな感じ。
金でモノを買うって感覚よりも、金でその人の仕事や、その人との関係性を買うっていう感覚・・・
お値段は8万4千円
なおちゃん
一生大事にするから・・・
チェーンソー
なおちゃんは智頭の森で子どもたちを保育する森のようちえんで働いている。
毎朝、子どもたちが智頭に集合し、その日にどの森に行こうか相談してその森に向かうようだ。
そう、雨の日も、雪の日も・・・
毎日帰ってきては、
「今日こんなことがあってね・・・」
って楽しそうに話を聞かせてくれる
その顔がほんとに楽しそうで、話を聞いていて気持ちが良い。
「渓流を歩いていたら、岩魚がカエルを食べようとしていて、カエルはカエルで食べられないように大きく膨れてた・・・」
「ヤマカガシ(へび)がカエルを食べようとしていて、カエルはカエルで食べられないように膨れてた・・・」
僕は「うそ~ん、そんなものが見れたの?」
と半信半疑でそのアニマルプラネットのような話を聞く。
でも、あるとき写真を見せてきた。
ほらね
智頭ってほんとにきれいな森がたくさんある町なんです。
ぜひ、1度足を運んでみてください
僕らの住んでいる新田という地区にはここ数年でシカが多数出没するようになったようだ。
畑や田んぼの周りには必ずシカやイノシシよけの囲いがしてあるし、夜家に帰る途中にはかなりの確率でシカと遭遇する。
昨日の午後、僕が種を蒔こうと種を吟味しているときにハジメさんが
「長谷くん、水路でシカがしんどるぞ!」
の声
いってみると小鹿が水路にはまって死んでいた。
相談して川向こうの空き地に安置することに・・・
せーので放り投げて安置したのですが・・・
帰り際に、
ん?
ちょっと皮なめししてみたい
と思い立ち、やっぱり捌くことにした。
人と一緒に捌いたり、人が捌くのを見ることはあっても、1人で全部というのは初めて
なかなか難しいなと思う点もあり・・・
今はちょっと干 しています
農業では昔から「苗八作」というくらい米作りは、苗の出来に左右されると言われています。
去年は植えつけの時期が合わなかったり、うまいこと揃って育たなかったりで結局学校でもらった苗を使いました。
今年も去年の失敗を踏まえて、苗代と箱苗に挑戦。
今年も結局思ったようにはいかず、苗作りの難しさみないなものを感じています。
特に苗代はなかなか稲だけをみっちり生やすってことが出来ないなぁって思っていたら・・・
意外と今になって
「あれっ」
結構良い苗が実は生えていましたので、試しにちょっとずつその苗を空いたところに植えています。
なんかをやるっていうのは確かにエネルギーがいりますが、
やってみないと分からない感覚ってのは確かにあるわけで・・・
今年もまた分からないことだらけで手探りですが、
でも去年からの蓄積は確実にあるなという実感が嬉しくて・・・
人生はその積み重ねでしかないんだろうなって思えます。
誇り
ブトがいるもので、手袋をしながら田植えをしていたら、ゴム手袋の中指と人差し指のところに穴があきました。
ほんとは、もっと簡単で、誰にでもできる、ハードルの低い農法ってのを目指しているんですよ
お固い記事が続きますが・・・
職業柄(農業高校で働いています)か、農業のことに興味があります。
昨日もあいた時間を見計らって八東(鳥取県八頭郡)で竹パウダー農法をしているサカオさんのところを訪問見学させてもらってきた。
僕が農業高校の先生ということだからか、ことさら熱心に時間をとって圃場をまわり説明、想いを伝えてくれた。
竹パウダー農法(名前は何でも良いのだが・・・)は、要は化学肥料や農薬を使わない、有機農業の仲間だ。
サカオさんのところでユニークだと思ったのは、土を鋤き込まないで、表層で糸状菌を活性化させ、作物と菌根共生させるという手法ではないかと思った。
トラクターのロータリーで深く鋤き込むことをせずに表層3cm程度のところに竹パウダーと鶏糞を混ぜ合わせてその表層部分で作物の根を張らせて育てるというものだ。
意識しているのは山の土の状態ということだそうだ。(リンゴの秋山さんも同じようなことを言っていたと思う。)
だから土からキノコなんかが生えてくる。
有機農業している人たちが口を揃えて言うことは、「土壌が安定してきたら、与える肥料の量が減ってくる」ということだ。
そもそも自然農法している人たちは肥料そのものを与えずに作物生産している。
僕も早くそのように自然物とともに作物生産できる術を身につけたいと考えている。
今回サカオさんのところを訪れたのは、学校での有機農業転換のヒントをもらいにいくということが目的の1つだった。
学校では当たり前のように何十年前も前から化学肥料・農薬を使う農法が行われている。
僕はこれからの時代、
・硝酸塩濃度
・ユニバーサルデザイン(アレルギー体質の人にも優しい作物は万人にも優しい作物)
・持続性
からの観点から、あまり、農薬や化学肥料に頼った農業というものからは距離をおきたいと考えている。
学校でもそのような風潮を作り出して生きたいし、ゆくゆくは智頭町も有機農業の町としてうたってもらうような町になって欲しいと思っている。
子どもたちに胸を張って授業できるような、そんな先生になるためには、自分が良いと思うようなことを教えないといけないなと農業教諭2年目、思うわけである。
固い記事が続いています
次はなんだか和むようなそんな記事を目指します。
今日はなおちゃんの体調がよければ、午前中は渓流釣りに、午後は沢登りのガイド講習とそんな1日になる予定です。