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2013年8月14日 (水)

4th day(選択し実行していくこと)

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「壁をどうしようか?」

といったときに、漆喰にしようか、珪藻土にしようかという選択肢があった。

・どちらも天然素材で「呼吸」する家になる

・どちらも細菌・雑菌などを吸着する作用がある

など、よくよく言われていること。

僕の中では甲乙つけがたし、というような感じだったが、結局

・漆喰の方が安い

・珪藻土は最近出てきた素材、漆喰は昔から使われてきた素材

・漆喰も塗り方によって柔らしく塗れる

というようなところで漆喰を塗ることに。

本やセオリーでは、荒壁の上に中塗りして上塗りして、と何層も塗り重ねていくということになっているが、左官さんのmくんに相談しながら、荒壁の上にいきなり漆喰をのせていくという選択をした。

もちろん、セオリーどおり何層も塗り重ねていく方がベターな壁になるのだろうが、荒壁、漆喰ということでもオーケーということなら、そこはオーケーな方をとりあえず選択した。

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mくんに漆喰と水を混ぜる攪拌器やバケツ、桶、こて、などなど、色々道具をお借りして作業している。

漆喰20キロに対してバケツ2杯程度の水で溶いていく。

「ねっとり」というくらいの固さになるまで、だまの出来ないように攪拌。

ちなみにこの漆喰20キロで約3,000円。10平米くらい塗れている。

職人さんだったらもっと薄く塗れるのだろうが、僕達素人には10平米くらいがいいところなんだろう。

それでも日を重ねるに連れて段々上達してくるもんだから面白い。

夫婦でこて使いの技術を披露しあっているshine

mくんが素人の僕達でも塗りやすいようにと糊がちょっと多めに入っている漆喰をチョイスしてくれた。

とても塗りやすく、気持ちよく壁塗り作業が進んでいる。

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泰ちゃんは水遊びが大好きspa

作業の基本フォーメーション及び作戦は誰かが必ず泰樹をマークするというボックスワンを採用。

泰樹の昼寝のときは3人でがむしゃらに壁を塗っていく。

昨日の昼寝のときは3人がそれぞれ素晴らしい集中力を発揮したsign01

あいにくカメラを忘れてこの日の進捗状況をレポートできませんが、また明日のレポートをお楽しみにしてください。

壁が白くなっただけで、だいぶ雰囲気が変わりましたhappy01

夜は今度引っ越す集落の夏祭りに招待されて参加してきました。

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泰樹もいっちょまえに祭を楽しんでいました。

僕も久しぶりに盆踊りを踊りましたrun

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2013年8月12日 (月)

3rd day(壁塗りの日々)

去年作った12キロ程の味噌が無くなり、今年の1月に仕込んだ味噌(→こちら)の様子を見てみました。

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今年の味噌は豆を細かく砕き、昨年よりも多目の米麹で仕込んだので、甘めに仕上がってました。

僕はこの目の細かい感じの味噌が好きです。

なおさんに

「田舎味噌(目の粗い粒が残る感じの味噌)がそんなに好きでないのに田舎暮らしをしたがる人」

と言われましたが、田舎暮らしがしたいのと、味噌の目が粗いのと関係がないと思ったので、軽く聞き流しておきました。

仕込んで7ヶ月。

もっと寝かせた味噌が食べたいのですが、消費するスピードが早いのと、去年のやつは最後の方黒色のカビがついてダメにしてしまったところが今後の課題です。

瓶(かめ)に上手に味噌を保存しておく工夫がある人は教えて下さい。

さて、今日もあいも変わらず朝から夕方まで壁塗りに明け暮れました。

今日僕はめくれてしまっていたり、剥がれ落ちてしまっている壁に下地を塗っていく作業もしました。

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材料は依然、解体した物置から取れた土壁をまた水で練ったものです。

竹子舞や貫に土を塗っていく。

一見壁を作っていくというのは、なんだかとてもハードルが高いようで、やり始めてしまったら、小さい子どもがする泥遊びの延長線上にあるような感覚でした。

壁を作っていくという、なんだか難しそうなことを、とてもシンプルな形で実践していくというギャップがなんだかとても面白かったです。

昔の人は身近にあるものを上手に使って生活していたし、その材料というのは再生可能であるというところに心地よさを感じています。

50数年前に練ってこしらえた壁土を今また同じように再生して使用している、しかも簡単に、というところになんだか持続的に、そしてシンプルに生きていくヒントがたくさん詰まっているような気がします。

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1度寝て、起きてみると、なんだか昨日よりも上手になっている。

不思議なものですhappy01

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1番メインの壁はなおさんにもっていかれました。

今現時点での壁塗り技術は彼女の方が上なので、譲りました。

ただ、明日の壁塗り技術がそのようであるとは限りません。

僕は自分の伸びしろを信じています。

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縁側の方は塗り終わりました。

塗ってみるとガラッと雰囲気が変わりますし、なんだか空気の感じも変わる気がします。

明日で主だった部屋の壁塗りが終わるといいなって思いますhappy01

2013年7月16日 (火)

涼しい智頭

連休、なおちゃん家族が遊びに来てくれた。

みんなで過ごすと賑やかで楽しいshine

泰ちゃんもお兄さん、お姉さんと一緒に楽しそうにしていたhappy01

新しいお家の方も手伝ってもらったscissors

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押入れができたぁshine

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ちょっとずつですが形になっていきます。

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だいぶ迷ったのですが、薪ボイラーを置くならここじゃないか

ということで備え付けの棚を分解しました。

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後で何かしらの形で再利用を狙っています。

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ここに薪ボイラー設置予定です。

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恒例のピクニック

ジャガイモ・きゅうり・トウモロコシの収穫もしました。

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体が透けて見えていますsmile

たくさん手伝っていただいてありがとうございましたshine

これに懲りずにまたいつでも遊びにきてくださーいpaper

夏の寝苦しい夜とかにはぜひ智頭にshine

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今の家の増設した2階部分の現状復帰も済みました。

引越しに向けて1歩ずつですhappy01

2013年7月 8日 (月)

壊して作る

昨日は押入れを解体しました。

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リビングとなるこの部屋の押入れは薪置き場になる予定です。

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隣の部屋(寝室)の押入れに同じタイプのモノを作ります。

壊して作るっていうのが一番の勉強かなって思います。

難しいことは出来ないし、少しずつしか進みませんが、それでもちょっとずつちょっとずつ

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昨日は風が気持ちよかったですね。

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ちょっとずつ近所の子とも一緒に遊べるようになってきましたhappy01

一緒に遊んでもらえるお兄さんお姉さんがいる環境ってとても貴重ですshine

2013年6月 9日 (日)

石遊びと水遊び

本を読むのは嫌いじゃない

本はなるべく図書館で借りて読むようにしているが、手元に置いておきたい本は買ってしまう。

ちょっとしたときに本棚から取り出して読み返す。

前回読んだときとはまた味わいが違ったりするから不思議なもんだ。

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この週末はこの本を読んでいた。

自主的に学び解決していく人を飛行機人間

言われたことをこなしていくのが得意な人をグライダー人間

と例えて、今の学校はグライダー人間を大量に作り出していると著者は言う。

学校の在り方なんかを最近良く考える僕にとってまた爽やかな気付きを与えてもらった感じだ。

1986年に刊行された本書は今尚、色あせないで多くの支持を集めている。

さて、前置きが長くなったが、今なおちゃんと泰ちゃんは東京の実家に帰省している。

寂しいは寂しいが、気兼ねの無い好き勝手な時間を送らせてもらっている。

前述の本の中で、著者は朝こそ様々な思考を巡らせるのには良いと説いている。

「朝飯前」とは、寝て疲れが取れた後、ご飯を食べる前の時間にクリアーな思考が生まれ、難しいと思われていた問題がスッと解決する

というようなことから、生まれた言葉ではないかと著者は大胆な論理を展開している。

著者はそのようなことから、朝飯を抜いて「朝飯前」の時間を長くするという工夫をしているらしい。

さらに「ブランチ」をとった後に昼寝をすることによって「朝飯前」の時間を1日に2回作り出すという工夫もしているらしい。

僕も改めてこの論理をこの週末2日実践している。

(単に1人で朝ごはんを作って食べるのがうっとおしいということもありますが。)

この週末で楽しんだのは

石遊び

水遊び

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無造作に捨てられていた石を並べて花壇を作る。

庭木の株元に積まれていた石を一つ一つ取って移動させ並べていく。

なんてことは無い、それだけのことなのだが、やってみると面白くて止まらない。

どうしたら上手に積めるかな

どうしたら綺麗に見えるかな

重たい石を運ぶにはどうしたら良いのかな

なんて

なんの経済的恩恵も無い「仕事」がただただ面白くてしばらくそれに時間を費やす。

出来た花壇に土を入れて花の苗を生けてみる。

ちょっとずつ、ちょっとずつ、この空間と付き合っていきながらそれが良い空間になるように考え手を加え続けていく。

なおちゃんに

「しなければいけないことの優先順位を考えて」

と注意されながらもこの石遊びは面白くてなかなか辞められなかったのである。

【水遊び】

小学校のとき、雨が降ると校庭に川が出来、その流れを自分達で自由に変えながら作る、という遊びを飽きもせずにしたことがある。

梅雨に入ったと言うのにこの日照り

畑の作物が水を欲しているのは重々承知

ジョーロであげるのも大変だなって思ったときに、水路から水を引っ張ったら良いとの近所のおじいさんに導かれるように水をあててみた。

(今、野菜を作っている畑はもともと水田だったので、水路から水をひっぱってくることが出来る。)

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どんどんと溝に水が流れていく

その様子を見ながら、ケニアにいたときに見た農場の畝間灌漑を思い出す。

ケニアのその地域も雨が少なく、水路から水をひいては、畝間に水を走らせ作物に潅水していた。

それならば順に畝に水が行くように高さを調整して畑を設計すれば水遣りもだいぶ楽になるんじゃないかって思った。

上手に土と付き合っていきたい

上手に自然からの恩恵を授かりたい

そんな人になれたら良いな。

ゆっくりとそんなことを考えることが出来たこの2日間でしたhappy01

2013年5月19日 (日)

直接トイレやお風呂に行きたいから

日曜日

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どうだん祭を楽しみにしていた人たちにとっては生憎の雨

だけど、畑の作物たちは嬉しそうでしたbud

家の最大のキーポイントであるだろう水周り

今のままの間取りだと一度土間に下りないとトイレやお風呂に行けない・・・

ということで玄関入ってすぐの壁を抜くことに決めていました。

午後、お父さんお母さんが遊びに来てくれたことをきっかけに改修も一気にスピードアップ

ついに壁を抜くことにしました。

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ついでに牛小屋の天井裏もきれいにしておきました

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丸ノコで壁を切り抜いていきます

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貫通の握手good

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チェーンソーも使いました

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レベルは玄関の床高に合わせようという話でしたが、階段の1段目の造作を僕が気に入っていて残すか残さないかで迷いました。

一枚の板を目を合うように加工していて、とても綺麗だったから

結局それでも、この段差は邪魔になるとのことで取り去る決断をしました。

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さようなら

また綺麗な1段目として復活させるからね

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隣の部屋から恐る恐る覗く泰ちゃん

お母さんに泰ちゃんを見ていてもらったのでだいぶはかどりましたshine

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ここに扉をつけてトイレやお風呂へと向かいます。

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泰ちゃんのお風呂spa

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実際入ってみて大きさを確認

ずっとずっと悩んだけれど、やっぱりもうちょっと大きいお風呂を作ることに(入れることに)しました。

この五右衛門風呂も残しつつ・・・

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使っていないシンクをもらってきました。

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和紙も貼りました。

だいぶ印象が変わります。

週末のお遊び。

楽しいですnote

2013年5月12日 (日)

和紙を貼る

リビングは漆喰を塗ることにしました。

それでとりあえず寝室となる部屋には先日Fさんから頂いた因州和紙を貼らせてもらうことにした。

荒壁に直接和紙

障子のり320g(1袋)

水320cc

木工ボンド100g

を混ぜ合わせてのりを作る

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大人がやっていることをすぐに真似したがります

自分で脚立の一番上まで登ってきます。

天板に立っての作業は禁止と書いてありますがお構いなしですimpact

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1つの壁で障子のり2袋消費してしまいました。

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次回からは和紙にべっとりのりをつけて壁にはつけないというやり方でやってみようと思います。

色々やってみて勉強です。

左官さんのMくん曰く「壁で全然違う」らしいので、色々試してみましょう。

自分達でやってみると色々経験になるし、勉強にもなります。

漆喰はアルカリ性の性質で、細菌やカビの発生を予防できる天然の防カビ抗菌剤であるらしい。

トイレなどの壁は珪藻土にすると匂いを良く吸収してくれるらしい。

(木炭の5~6000倍という超微細多孔質構造のため)

へぇshine

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畑がちょっとずつ賑やかになってきています。

あとは、黒豆・小豆・サツマイモ・カボチャをこっちの畑に育てたいなと考えています。

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ストーブの掃除もしました。

連休いっぱいまで使用しました。

今シーズンは乾いた薪を使えたので、ススも貯まることなく、シーズン1回の煙突掃除で済みました。

なおちゃんがストーブを花でねぎらってくれました。

なおちゃん曰く「今年はパンジーが調子良い」とのこと。

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畳をはずして板間に

大体構想が固まり

アウトソーシングするところはするで、見積もりを取ってもらい始めています。

なるべく大きくいじらずに、あるものを残しながら・・・

玄関入ってすぐの田作りの空間のうち3部屋を1続きの板間にしようと考えています。

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畳とその上に敷いてあったカーペットをはずしてみました。

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下は栗材でした。

敷居までの高さは54ミリ

下に捨て板を敷いてその上にフローリング材をと考えています。

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手前にキッチン

奥2間がリビングの予定happy01

壁塗りも始めていきたいです。

前の畑にトウモロコシと大豆を植えましたbud

とても楽しいですup

どうもありがとうshine

2013年5月 9日 (木)

暗かったから

家の間取りや構想を考えている。(大体決まった。)

夏には集中して取り掛かりたい。

知り合いの大工さんに、「しっかり図面を書いて、計画的に作業していかないけんで」とアドバイスを頂く。

ストーブを置く位置がだいたい決まったので、ちょっとずつ出来るところから作業を開始した。

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奥の部屋のすぐ隣にべったり付いていたこの小屋。

この小屋があって、部屋がとても暗かった。

「土壁。収納はいくらあっても困らない。」など

意見は色々あったが、最終的には

「奥の部屋をもっと明るくしたい。」

ということで、屋根と壁を取ることにした。

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泰ちゃんが寝ている間になおちゃんも参戦

「小舞の格子模様の影が綺麗だ」となおちゃんが言った。

そんなところに気が行くあなたも素敵だと思った。

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貫の部分には両端に欅で楔が打ってあった。

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天井板を外したら部屋にだいぶ光が差し込んだ。

解体しながらこれを建てた人の想いが体の中に伝わってくる。

あるものはなるべく残しながら、自分達の暮らしにあわせた家を作っていきたい。

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週末の楽しみなんですshine