2011年11月 3日 (木)

先日の土曜日

この前の土曜日だったか、空山ポニー牧場で

「よしととひうた」のライブがあるというので行ってきた。

手作りの紙芝居に、手作りの音楽を乗せて、語りながら歌う、歌いながら踊る、しかも参加者と一緒に、という愉快な紙芝居アーティストだった。

空山の牧場の雰囲気と、そこに集まった子ども、大人の醸し出す雰囲気が余計によしととひうたの良さを引き立てていたと思う。

なおちゃんに誘われて行ったのだが、なおちゃんと、そしてお腹にいる赤ちゃんと一緒に聞けたのは良かったと思う。

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その帰り道に、年に一度だけ行われる因久山窯元、登り窯の火入れの様子を見に行った。

テレビでしか見たことが無く、本物を見るのは生まれて初めて。

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松を燃料に4日3晩焚き続ける。

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330年前くらいから受け継がれる伝統。

自然という偶然が織り成す作品にロマンを感じずにはいられない。

釜の横に大量に積まれた薪の量には驚かされるが、一昔前までは年に22回も火入れをしていたようだ。

今は鳥取県でも登り窯に火を入れているのはここだけだと言う。

こうして、日本の伝統がちょっとずつ衰退していくのを目の当たりにすると寂しさを感じる。

陶芸をするものに言わせると、登り窯は「酸化」と「還元」を同時に行う、理にかなったやりかたなのだという。

その先人達の理にかなった知恵が1つでも多く、長く残っていってくれることを願うばかりなのです。

2011年11月 2日 (水)

最近の楽しみ

そうそう、家の裏の杉林、この杉が無ければ朝、昼と良い日差しが家に入ってくるのになぁ・・・

と常々気になっていたbearing

集落の中では、6月に間伐して日当たりを良くしてくれるみたいな話があったけれど、そんな気配は無く時は流れ・・・

でも、先日、近所の人とのちょっとした会話の中で日当たりの話になり、家の裏の杉林の話になった。

「直接持ち主と話をしてみなさい。なんでも声に出して言っていかんと変わらんで!」

と言われ、持ち主と集落のリーダー的な人と話をしてみたら、

「伐っても良いですよhappy01

とのこと。

とても気前良く、言ってもらえた。

伐った木も好きにして良いとのこと。

なんて優しいんだ。

なんて気前が良いんだ。

ということで、最近の楽しみは家の裏の木の間伐→そして日当たりを良くする事。

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チェーンソーで木を伐るのは久しぶり。

写真は木にチェーンソーをかませちゃったところ・・・

お恥ずかしい・・・coldsweats01

「あぁ~、家にぶつかる~」

とか言いながら伐ってました。

伐った木は葉枯らしして乾燥させ、来年の秋くらいにログ小屋でも作れたらなぁと妄想中。

木の持ち主のツトムさんにはどうやってお礼をしたらいいのかしら。

集落のおじいちゃん、おばあちゃんにお世話になりっぱなしの僕たちです。

智頭に移住は大歓迎です☆

瀬戸内海の島に住んでいる女性が遊びに来た。

智頭への移住を考えているみたいだ。

その女性は数年前から化学物質過敏症となり、生活には随分と気を使ってらっしゃった。

食べ物にも制限が生じ、今は自分で畑をしている。

もちろん無農薬、無化学肥料栽培だ。

「自然農」をキーワードに先ほどつながった。

家にも一泊してもらい、智頭の暮らしの様子、僕らが住んでいる集落の様子など、色々話をした。

ここの集落の空き家や、耕作放棄地に家を建てることなどを検討されていた。

良い場所や縁があったらいいなぁと願うばかりである。

今度は冬に雪が積もった頃に様子を伺いにくるそうだ。

その女性と、向かいのスナオさんの家の空き家に行った時に、

「燻製器いるか?」

と聞かれた。

僕が常々、ロッカーで製作しようと考えていた燻製器・・・

即座に

「欲しいですshine

と返事。

ドラム缶の良いやつだ!

カッコいい☆

今はベンチの後ろに置いてある。

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早く、この燻製器で燻製を作ってみたい。

その他にも芋茎(ずいき)や、大根、チンゲン菜の苗(翌日シカにかじられることになるのだが・・・。)を頂いた。

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この紫色のが芋茎。

この前も登場したかもだが、これが今智頭で旬な食べ物。

僕は先日、人生で初めて頂いたがこれがまた美味しかった。

今日も路地横で、この芋茎を大がまで湯がいているおばあちゃんを見かけた。

こうして旬のモノを頂きながら生活できるのは嬉しい。

ホントはこれらのものを自分でも作れるようになったらいいのだが、ゆっくり、ゆっくりそこは挑戦していこうと思う。

まずはしっかりと獣対策をしなくてはいけない。

ここ毎日シカに入られている形跡がある・・・weep

2011年10月29日 (土)

僕の野菜を食べるシカを食べる僕

自然農で野菜を作って、その野菜でシカをおびき寄せ、シカを食べる人

っていうステータス

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金曜日の朝

目覚めても前日のけだるさが抜けていない。

久しぶりに風邪をひいたみたいだった。

学校には電話して休みをいただいた。

一日安静にしていようと思った。

朝7時半。

集落のおじいちゃんが家に来た。

近所の畑の囲いネットにシカがかかっていることを教えに来てくれたみたいだ。

一度は体調が優れないことをお伝えして、お断りしたのだが、なんだか困っていたようだったので気になってしまい、やっぱり処理することにした。

朝8時。

掛矢(頭をたたくもの)、出刃、100円カッター、バケツを持って現場に。

そしたら見事に角が引っかかっていた。

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僕が行ったときには息が途絶えていた。

ちょっと前に近所のおじいちゃんが頭をたたいていたからそのときに死んだんだ・・・

合掌think

すぐに血を抜いてはらわたを取って、皮を剥ぐ。

すぐ終わるかなと思っていたが1時間半もかかってしまった。

足の肉と、背肉だけいただいて、後は山に還したxmas

また肉が10キロほど手に入った。

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学校を休んだのに、午前中いっぱいはシカと過ごした。

なんだかお恥ずかしいconfident

後で集落のおばあちゃんには

「よぉしてごさった、よぉしてごさった(よくしてくれた、よくしてくれた)」

と嬉しそうに褒められた。

嬉しかった。

風邪

なおちゃんにうつらないうちに早く治してしまいますrock

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とりあえず、大根とカブは全部食べられちゃいました。

ほうれん草と春菊は残りました。

どうやらヤツらはアブラナ科の野菜が好みのようです。

2011年10月27日 (木)

新婚味噌

今日はずっと気にはなっていたけれど

ちらっと覗いたらカビだらけになっていたので

見なかったふりをしながら 

でも

ずっと気にかけていた

「味噌瓶」をオープンしましたaquarius

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以前、こだわりの無農薬大豆や天然塩で味噌を作って

販売している方のところに遊びに行った際

「毎年味噌を作るけど、新婚当時に嫁さんと作った味噌よりうまい味噌は出来ない」

という真実なのか、おのろ気なのか分からない話を聞き

その気になって私達も杵と臼で大豆をひいて、2月に味噌を仕込んでいました

あれから約8ヶ月

お!なんとなく味噌っぽくなっているではありませんかshine

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もう少し寝かせて 今年の味噌を仕込む前に

新婚味噌を試食してみようかなぁと思っています

aquarius

aquarius

今晩は

riceball智頭豆腐のおからとひじきのハンバーグ(裏のシイタケ入り)

riceball近所の方から頂いたピーマンの炒め物

riceballなめこと洋ちゃんの大根の味噌汁と玄米

でしたrestaurant

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続・鹿のぬいぐるみが欲しい

2週間ほど前だろうか、小鹿の皮を近所のおじいさんから頂いたのは。

隣町に住む友人に教えてもらいながらきれいに頭や足の骨の部分を皮から切り取り・・・

というところまではこのブログで紹介させてもらったのではないか。

そのあとその友人のブログを参照しながら作業を進めていた。

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塩漬け

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塩漬けして2日くらい寝かせた後に取り出してきれいに残りの部分の肉を取り除く。

ちょうど友人が遊びに来たので、一緒に作業をした。

手が塩の利いた干し魚のにおいになったcoldsweats01

それでなめし液に数日間漬け、様子を見て取り出し、ベランダに干していた・・・

2日前の夜のことだったと思う。

その日の段取りとしては、学校から帰ったらソフトニングという作業ということだったが、朝鹿を見てビックリsign02

鼻の部分と、蹄の部分が何者かによって食いちぎられていたcrying

シカ?イノシシ?タヌキ?・・・??

crying

crying

(あまりに残念だったので写真はないです)

crying

crying

たかみちゃん、時間を割いて教えてくれたのにこんな結果でごめんなさい。

いなちゃん、さきちゃん、手を臭くしながら手伝ってくれたのにごめんなさい。

なおちゃん、ぬいぐるみ作ってあげられなくてごめんなさい。

すごく残念だけど、尻当てにしようかなと思って作業は続けていきます。

丁寧に管理できなかった僕の過失です。

「丁寧さ」「最後まできちんと取り組む情熱」

反省点。

最近こんなことが多い気がします。

一つ一つ丁寧に接しないと失うものが多い気がする。

よくよく考えて行動しようdash

2011年10月25日 (火)

秋の夜長

今日は拾ったカリンの実と

頂いたなしを果実酒にしてみました

maple実りの秋maple

色々な実を拾ってきてはせっせとつけていますbottle

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右がなし

左がカリン

ちなみに以前漬けたヤマボウシとイチジクは只今こんな感じ

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以前の写真に比べると

果実の色は悪くなったけど、その分お酒に色が移りました

ちょっと味見してみたら、それぞれ良い香りも焼酎に移っていて

美味しくなる予感たっぷりでしたshine

Img_5415  以前の様子

今日はもう一つ、子ども達とのお散歩中 ざくろを見つけたので

お土産で少し持って帰りましたpresent

ひとつぶひとつぶがキラキラしていて宝石みたいshinering

甘酸っぱくて美味しかったです

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今晩は

appleちくわのチーズ入り磯辺揚げ 頂いたニラともやしの炒め物添え

(よそで食べた時あまりに美味しいと洋介くんが絶賛し是非作って欲しいとリクエストがあったので)

apple焚き火で焼いた焼き芋とハルちゃんの紫いものサラダ

apple智頭豆腐とがっくんのねぎの味噌汁

apple京ちゃんのおじいさんが作った炊き込みご飯

appleデザートに京ちゃんのおじいさんが作ったなし

でしたrestaurant

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今日は寒いけれど、しっかり布を張り直して、

薪ストーブをがんがん焚いたら部屋は22度ととっても暖かですspa

洗濯物もストーブの前でからからに乾いて気持ちが良い

わ~いnotes

2011年10月24日 (月)

まるたんぼうまつり

なおちゃんの職場、智頭町森のようちえん「まるたんぼう」はチームワークがすごい。

設立してたぶん3年くらい、まだまだ駆け出しのようちえんだと思うが、自然の中で子育てがしたいという想いを共有する保護者・スタッフが力を併せて運営する。

昨日は、そのまるたんぼうが日々お世話になっている智頭町や、人々に感謝する機会、楽しむ機会の「まるたんぼうまつり」があった。

僕もお手伝い(ひやかし?)に行ってきた。

あいにくの雨模様だが、それでもスタッフや、保護者が事前から一生懸命準備して楽しいまつりだった。

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まつりのスタートはまるたんぼうの朝の会からnote

なおちゃんは妊婦とは思えないほどの軽快な動きcoldsweats01

色々な店が立ち並びました。

(フリーマーケット・おかあさんの手作りパン屋・薪割り体験・やきいも・野焼きパン・食堂・・・などなど)

スタッフは喫茶店をしていました。

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僕が好きな劇団、鳥の劇場さんもかけつけて「3匹のガラガラドン」を上演していました。

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のどが渇いたと大きな石にたまった水を飲む子どもには野生を感じました

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大人が本気で遊んだら楽しいflair

準備やらなんやら大変だったと思います。

ご苦労様でしたhappy01

おまつりで残ったカレーやら惣菜を買って晩ご飯にしました。

美味しかったです。

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【おまけ】

フリーマーケットで買った「自給自足」という雑誌。

最近ちょっとお気に入りでトイレの片隅に置いています。

昨日買ったやつのなかに、「石積みの家」という特集があって、自分で6年かけて石積みの家を作った人が紹介されていました。

色々な人がいて、色々な生き方がある。

「家作り」というタネはやっぱり僕の中にも落ちています。

いつか発芽するといいなぁ・・・confident

2011年10月23日 (日)

美味しいお酒

一昨日の金曜日の夜に、誘われて飲み会に参加してきました。

智頭町に「田舎で働き隊」でみたき園で働いているモエちゃんという女の子の家でした。

偶然にもモエちゃんは僕と同じ出身地でした。

家は車で5分ほどのご近所で、茅葺屋根のとても素敵なお家でした。

家に入った瞬間に、わぁすごいなぁ、立派だなぁと思えるような雰囲気。

ただただ古いというわけではなく、きれいに今風にもリフォームされており、新旧がうまいこと溶け込んだようなたたずまい。

こういうおうちが空き家であるんだなぁと改めて田舎のポテンシャルを感じました。

1枚だけ撮ったお家の囲炉裏の写真だけ

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美味しい料理(手作りピザや獲りたて猪やラタトゥーユっていうスープだったり・・・)と美味しいお酒に、美味しい雰囲気にすっかりお酒がすすみました。

人も30人くらいは来てたんじゃないかな。

智頭町の人と、町外の人と、ユニークな人たちが集まって親交を深めていました。

これだけの人たちが集まるのはモエちゃんの魅力なのかなぁと思いました。

bottle

bottle

bottle

気づいたら盃が重なり、地球がすごい速さで回転し始め、久しぶりに潰れてしまいました。

何歳まで酒に飲まれてしまうのでしょう。

お恥ずかしいconfident

なおちゃんと車で家に帰る途中も、何度も止まってもらい、そばの川にゲロゲロ。

なおちゃんには「つわりの大変さが分かった?」と言われ、

「あぁ、つわりってこういうことなのか」と実感。

四六時中こんな状態だなんて、つわりの恐ろしさを感じました。

家に着いても動くことが出来なかったので(だってすごい速さで地球が回っているから)

そのままの状態で玄関で寝させてもらいました。

顔の横には洗面器

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協力隊時代、協力隊の仲間たちとフィリピンの島で飲んで酔いつぶれたときに、ココナッツの木から実が落ちてきたら危ないからと椅子を頭の上に設置してくれた優しさを、思い出しました。

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2011年10月18日 (火)

冬支度

最近、昼間は天気がよくて日向では気持ちがよくても

朝晩はぐんと冷え込むようになりました

ぽちっとボタンを押せば暖かくなる環境ではないので

ストーブつけようかどうしようかと考える機会が増えました

エネルギーのことをとても身近に考える良い機会が出来ました

今日はちなみにお風呂に入って温まりすぐお布団作戦なので

薪ストーブはつけませんでした

料理をすると火を使うので暖かいです

今日はこの前頂いた芋茎を初めて料理してみました。

riceball芋茎とわかめとしょうがの酢の物

riceballはるちゃんの里芋の味噌煮

riceball大根の皮と芋茎のきんぴらと玄米

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お酢を入れて、したゆですると紫色の汁がいっぱい出てきて

何だか不安になりましたが、意外とくせもなくしゃきしゃきしていて

おいしかったですflair芋茎、何にでも使えそうでした。

riceball

riceball

洋ちゃんが寒さ対策で天井を作ってくれたので

その下に布をかけて玄関との仕切りを作りました

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カーテンちょい足らず・・

また布を買い足して、部屋を冬バージョンに仕切って

部屋を効率よく暖めたいと思いますrecycle

照明も天井につるしてあったものを床に置いてみました

少しずつ 冬支度