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2012年1月

2012年1月31日 (火)

・鹿・鹿・鹿・

鹿の燻製のお話

罠にかかった鹿などをいただく機会がある。

罠にかかったはいいけど処理が面倒で話がまわってくるのだ。

僕は今のところ100%の確率で断らない。

風邪気味で学校を休んだときも鹿の解体をしたことがある。

最近はせっせと燻製にしている。

①切り身に分けたら塩漬けにする。(3日ほど)

②その後流水に浸し塩抜きをする。(ちょっと肉を切ってレンジで味見をしてしょっぱくない程度まで)

③ハーブや胡椒で下味をつける。

④乾燥させる(1日程度)

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⑤80℃で1時間くらい温燻する。うちではダッチオーブンを最近使っています。いっぺんにたくさん出来ないのが難点down

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ダッチオーブンの底にアルミホイルを敷き、その上にサクラやヒッコリーなどのチップをばら撒く。

その上に網を置いて、その上にお肉を置くという具合。

⑥出来上がり

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なおちゃん直伝ですhappy01

真空パックにして人にあげたりします。

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あら、かわいいheart04

確かに今年、たくさんの農作物をシカにやられて悔しかった。

だけど、たくさんいるからといってやたらめったら獲り過ぎてもいけない。当たり前だけど。

もっともっと多くの猟師が山に入ってなるべく正確な生態調査をしながら慎重に個体数把握を行っていくことが大事だと思う。

たくさんいるようだけれど、どれくらいいるのか。

最近シカの鳴き声をあまり聞かなくなった。

この積雪の中、シカはどうやって生活しているのだろう・・・

ふと、山でのシカの生活に思いを馳せる。

ロマン

ロマン

夏目漱石が当て字を作ったといわれる「浪漫」

何気なく使ってしまう言葉(「それって男のロマンだよねぇ」とか・・・)だけど、ちょっと気になって調べてみた。

ロマン:日本で良く使われるロマンはロマン主義のことを言っているようだ。

ロマン主義:古典主義、合理主義に反抗し、感情・個性・自由などを尊重、自然との一体感、神秘的な体験や無限なものへの憧れ。

らしい。

要は、メインストリーム(主流)とは違っても自分の思ったことを突きつめていくという姿ということだろうか・・・。

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誰かが言っていた

「自分の家を自分で建てるのってロマンだよね!」

そうだと思う。

何十年というローンを組んで家やマンションを購入するのが今の日本社会のメインストリームだとしたら、確かに自分の家を自分で建てるというのはロマンではないだろうか。

僕は自分で家を建てて住んでいる人を何人か知っている。

すごいと思う。

カッコいいと思う。

大きな声ではまだ言えないけど、僕も

「自分で家を建ててみたいcatface

ロマンだなぁshine

小さな頃に「大草原の小さな家」を読み聞かせてもらって育った。

今になって芽が出てきたのかな?出てきてないのかな?

明日試験です。

2012年1月30日 (月)

先週末のこと

先週の金曜日、西江助産院で出産のお勉強会があるというので行ってきた。

2月の出産は3組ということで、3組で参加。

お昼を一緒に食べながらというちょっと素敵な勉強会。

勉強に夢中だったので写真はありませんが・・・

1.赤ちゃんがお母さんの中で育つ課程

2.出産のときの赤ちゃんの状態・様子

3.赤ちゃんの抱き方

など

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助産院での出産を希望する人たちということだけあって、ナチュラルで優しい雰囲気を醸す人たちでした。

お勉強会の後は検診。

いつも気持ち良さそうに検診してもらうなおちゃん。

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(カメラを向けたら起きました)

僕は、いつも気持ち良さそうななおちゃんを見ながら僕も気持ちよくなってウトウトconfident

すると、後で必ず注意されます、なおちゃんに

「何のために行ってるの?」

だって、気持ち良いからしょうがないんです。

出産のときは寝ないから大丈夫だよscissors

あぁ、いつだろ、いつだろ・・・?

今日も女生徒に言われました。

「先生、そろそろ赤ちゃん産まれるんでしょ?いいなぁ。幸せだねheart01

「そうなんだよ。学校なんて来てる場合じゃないんだよ。」

って答えたら

「学校なんて、って言い過ぎでしょ」

とたしなめられましたthink

去年の誕生日プレゼント

誕生日にもらって嬉しかったもの

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焼印(やきいん)

アメリカンインディアン、ホピ族の精霊の1つ。

笛を吹きながらタネを蒔く、豊穣のシンボル。

なおちゃんがオリジナルでデザインしてくれたものshine

最近の僕たちのマスコットキャラクター的存在です。

胸にはYとNの文字が・・・happy01

何か木で作品を作る度にジュッ、ジュッと押していく。

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ちょっとリクエストがあったので作ったまな板。

捨てられ、燃やされてしまう運命だった板を削って作ったから節もたくさん。

(智頭スギで作ったまな板と言ったらカッコいいかな・・・)

意外とこういうのも好き。

使い道もなく、見向きもされないものに新しい人生を・・・というような・・・。

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電話&プリンター置き。

学校で隅に放られていた材料を使いました。

段々と器用に材料を生かせるようになっていきたいup

2012年1月23日 (月)

明日から正産期shine

早く生まれすぎないで良かったconfident

なおちゃんが助産院で自然分娩したがっていたのを傍で感じていたので、この1週間はそれがドキドキハラハラでした。(ちょっと兆候らしきものもあったので・・・)

先週末に予定していた三朝温泉旅行もキャンセルして大事をとりました。

今度は遅れすぎないようにしてもらいたいものですが、きっと大丈夫でしょうconfident

なおちゃんとお腹の赤ちゃんと相談しながら良いときに産まれて来てくれることを願うばかりです。

僕は年明けから1人寂しく智頭暮らしですが、いつお声がかかっても良いようにスタンバイしています。(お酒もかれこれ1週間以上飲んでませんban

今日からさらにその緊張感は高まりますup

というような時に、大雪注意報。

今日から1週間ずっと智頭は雪マークsnow

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どうか、去年の大雪のような桁違いな量は降らないで下さいrun

心と体のエステ

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いよいよ明日から37週の正産期に入り

いつ生まれてもOK!という状態になりましたlovely

これまで母子ともにすこぶる順調だったものの

病院ではなく助産院で産む為には

正産期に分娩というのが絶対条件だったので

ちょっとドキドキしていましたが、それも明日でクリア!

いよいよお産婆さんとの自然分娩が叶いそうですshine

notes

本当は自宅出産を希望していたんだけど (面白そうだから)

助産師さんの予定やほかの妊婦さんの都合上

遠く江尾までは通っていただきにくいということで

助産師さんのご自宅での分娩となりそうです

notes

それにしても助産院は本当に素晴らしいですshine

助産師さんの指示で、個人病院2か所

大学病院1か所にも通院したのですが対応が全然違う!

もちろん助産院や病院にもよるんだと思うけれど

私が通っているところは(ちなみに鳥取&島根にはここ一か所しかない)

母子共にとてもとても丁寧に大切に扱ってくださいます

notes

まず、診察時間が全然違う

病院ではときに2時間近く待たされて

3分くらいの流れ作業的な検診という事が多いけれど

西江さん(助産師さん)宅では平均1時間半くらい検診をして下さいます

まずベッドに寝て、毛布を掛けられて、ゆっくり5分くらい検温して・・

湯たんぽで温まりながら穏やか~に問診

エコーとかないから、お腹の中は西江さんが声をかけながら触診して下さいます

内診も病院だと器具に座らされてパカッ!

カーテンの向こうで金具をガチャガチャ!

・・・ いやぁ~な気分になりますが

西江さん宅ではもちろんカーテンなどはなく

まずは人肌に温めたお湯で洗浄から始まり

最後は温かいおしぼりで終わるという優しさcatface

notes

アロマの入った足湯を用意してくださったり

足にオイルを塗って靴下まで履かせてくださったり

なんだか申し訳ないくらい

まるでエステのようです

心と体のエステ そんな検診時間です

notes

助産院で産むからにはもちろんリスクもあるし

色々と条件もあるから

誰にでもおすすめ!ってことはないけれど

ほとんどの人が病院で産む時代

助産院の素晴らしさもお伝えしたいなぁと思いレポートしてみましたconfident

次は自然分娩レポートが出来れば楽しいなぁnotes

2012年1月22日 (日)

味噌作り

なおちゃんの実家で味噌を作りました。

なおちゃんと作った新婚味噌が昨年の2月の話。

1年後、第2弾を仕込みました。

【材料】

大豆5kg

米麹5kg

塩2kg

一年分の味噌を仕込みました。

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なおちゃん臨月だけど一緒につきました・・・dash

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お母さんも手伝ってくれましたshine

去年はゴルゴの家で

今年はなおちゃんの実家で

来年の味噌は米と大豆を自給できたらなと密かにもくろんでいます(キラーンshine

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2012年1月18日 (水)

1人寂しい朝

寒っ!!wobbly

今朝寒くて目が覚める

意識がはっきりして布団の中にあるであろう湯たんぽを探す

あった!

すばやく懐に手繰り寄せる

じわっと伝わるお湯の温もり・・・

しかしこれではジリ貧だ

決死の覚悟で布団から飛び出し、薪ストーブに火を入れに行く

マッチから紙に、そしてスギ葉、小枝と火が徐々に燃え移っていく

暖かい

マッチをする自分の手がまるでマッチ売りの少女かと思われた。

部屋にあった温度計を見ると0度。

目を疑う

寒いわけだ。

外ですか?

考察するに、昨晩はお出かけしていて火を焚かずにそのまま寝たことが原因と思われる。

いつもは6度くらいあるから・・・。

しばらく前の窓をあけたまま火にあたる。

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まるで焚き火だ。

直火

ただ、煙突がすべて煙を吸い上げてくれるので、全く煙くない。

薪ストーブを発明した人は素晴らしい。

これが、ファンヒーターなどだと味気ない。

薪ストーブだと味がある。

体が温もってもしばらくは心地よさにその場を離れられない。

そうそう最近ドライフルーツにはまっている。

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ヤマボウシの実。

そう、果実酒に漬けていたやつだ。

とても美味しい。

ヤマボウシは噛んだ瞬間、干し柿のような風味がひろがり、その後焼酎の香りが口に広がる。

大人のおやつ。

この前は梨をした。

これもやっぱり果実酒に漬けていたやつ。

写真を撮る間もなく、なおちゃんにとっておくことも出来ずに、一人でパクパク食べきってしまった。

今度はイチジクをしてみようshine

寒すぎて、ついついお知らせしたくなりました。

みなさま今日も良い1日をsun

2012年1月10日 (火)

日常の中の非日常

毎日なんとなく過ぎ去っていくのが日常というのなら、

ふとしたときに今ここにいることの不思議さだったり、

近くにいる人を愛しく感じることは非日常と言えるのかな・・・

日常の中で感じるふとした非日常にちょっとした嬉しさを感じる。Img_7138

今日はせっせと家の周りの雪かき、

裏に積んであった2年前に伐った樫の木が気になって、雪の中から救出しました。

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夜はこれから年賀状の返事を書きます・・・sweat01

ゆっくりと静かな夜長

明日から学校が始まりますrock

2012年1月 9日 (月)

狩猟

正月ボケした年末年始。

お腹が空くことの無かった2週間が終わり、ハングリー(になるであろう)生活が始まりましたrock

今日は朝からナカオ先生とハクマさんと3人で山にハンティングに行きました。

雪山歩きは先月の鷲峰山登山ぶりでした。

しっかりと今回は長靴とフェルトの中敷。

雪はヒザ上まであったけれど、わりかし平気でしたscissors

犬を連れて、狙いはイノシシpig

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3人で無線を持って、犬には発信機を付けて・・・なんだか本格的

ドキドキしますimpact

2人とも狩猟は30年のキャリア、智頭の山を知り尽くしている感じです。

シカとイノシシの足跡の見分け方。

いつ頃の足跡かの見分け方。

足跡に落ちている雪が角張っていたら新しく、丸みを帯びていたら古く

泥のつき具合でいつの足跡か判別したり・・・

ちょっと知るだけで山歩きが楽しくなる。

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獣の歩く道は決まっていて、その道にどのように罠を仕掛けるか、

鉄砲の場合はどこに構えて狙うか・・・

そういうデータを頭に入れておくのが大事なことらしい。

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夏の渓流でのフライフィッシングの時も思ったが、こうやって自然の息遣いを感じながら過ごす時間が心地良い。

獲物が獲れたらそれに越したことはないのだろうが、例えそれがなくても今はそれはそれで満足。

外国へわざわざいってネイチャートレッキングなどしなくても身近で出来るこんな経験。

これからももっともっと深めていけたら良いなと思います。

イノシシ狙いで行ったけれど、あるのはシカの「気配」ばかり。

シカが増えたのはここ10年。

イノシシは昨年、一昨年の大雪で随分と数が減った。

キツネが減った。

ウサギが減った。

山に入って分かること、感じることはたくさん。

たまには山に耳を傾けてみようear

イノシシが横切って銃を構えること一回、

シカの鳴き声に耳を澄ましながら、銃を構えること多数。

緊張感あるスリリングな山歩きでした。

これからもちょくちょくと、ナカオ先生やハクマさんなど猟師の人たちと一緒に時間を過ごしたいなと思いますup

結局今日の猟果はボーズ・・・

残念coldsweats01

ただ、とても有意義な1日でしたshine